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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

2015年のJ1リーグに思うこと。 2/24追記&修正。

Jリーグ サッカー

1996年のJリーグのチャンピオンを覚えているだろうか。

 

公式記録では鹿島アントラーズということになっている。

このシーズンはホーム&アウェー✕2の2ステージ制を行うにはチーム数が増えすぎてしまったので、1ステージ制で行われ、見事に鹿島が優勝した。

だが、「チャンピオンシップ」がなくなってしまうのは困ると思ったのか、シーズン終了後に謎の大会が開かれている。それが、「サントリーカップJリーグチャンピオンファイナル」である。

 

この大会の参加チームは、リーグ戦優勝の鹿島アントラーズ、2位の名古屋グランパスナビスコカップ優勝の清水エスパルス、準優勝のヴェルディ川崎の4チームだった。つまり、リーグ戦とカップ戦の1位と2位のチームでたすき掛けミニトーナメントを行い、優勝チームを決めようという、わりと安直な大会である。

結果は、名古屋グランパスの優勝。グランパスにとって初タイトルとなった。Jリーグの公式サイトのタイトルリストにも「サントリーカップ」として記録されている。

※2/24追記 Jリーグ公式サイトとJ`sGoalが統合されたので、一部リンクが無効になり、サントリーカップはタイトルから外された模様。というより、情報量が減った?

 

でも、実際のところ、この大会は何だったんだろうか?

そして、覚えている人がどれだけいるだろうか?

開催時、Jリーグ側も、テレビでも「今年のJリーグを締めくくる最後の決戦!」として盛り上げようとしていた。が、正直、個人的にもこの大会のことは覚えていない。記憶から欠落しているのだ。96年のチャンピオンは鹿島アントラーズだということは、はっきりと覚えているのに。

※2015 2/24 追記

2015年2月1日より、Jリーグ公認ファンサイトであった「J`sGoal」と、Jリーグ公式サイトが統合された。これにより、チーム別のタイトルリストなどはまだ見られない状態になっている。統合から3週間も経っているのに、まだこの状態とはなかなかひどい。なにしろ、鹿島アントラーズですら獲得タイトルの所になにも書いてないのだ。

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 ※鹿島アントラーズのチームプロフィールのスクリーンショット。「獲得タイトル 獲得タイトル」などと、準備段階で公開されたかのような状態である。

 

 

そして、2015シーズンから、J1では似たようなポストシーズンとして、新しいJリーグチャンピオンシップが採用される。


Jリーグ.jp(日本プロサッカーリーグ)

正直言って、レギュレーションが複雑なので、ここに書く気にもならない。Jリーグ側は、「優勝の山場を増やすことで一般の人に関心を持ってもらいたい」らしいが、悪い言い方をすれば優勝のバーゲンセールをしようとしているだけだ。

 

Jリーグ側も、1ステージ制が最適解であることは認めているし、新たに開催されるチャンピオンシップは、来シーズン減少する協賛金を補填するために、TV局と話し合った結果生まれた案であることも認めている。つまり、アジアにおけるJリーグの競争力を高めるためとか、世界で戦える選手を育てるためとか、いままで世界基準を追いかけてきたJリーグの趣旨とは全く関係なく、ぶっちゃけて言ってしまえばお金のためにポストシーズンを復活させようとしているだけなのだ。

 Jリーグにお金が必要なのはわかるが、だったら、他のもっともらしい理由を並べ立てずに正直に言って欲しい。いまのチェアマンや中西氏の弁明は見苦しくて見ていられない。

 

加えて、率直に言って、Jリーグに対して無関心な層が、チャンピオンシップをやったくらいで 関心を持つとはとても思えない。それは、日本人の国民性などというより、日本のメディアの報道姿勢に問題があると思えるからだ。

 

以前から日本のメディアは、シーズン前のスーパーカップを「真の日本一決定戦」といってみたり、コンフェデレーションズカップを「大陸王者最強決定戦」等と言ってみたりと、よく知らない人をだまくらかして話題性を上げようとするようなやり方を続けてきたが、この新しいチャンピオンシップもそういうキャッチコピーがつくのだろう。ただ、これまでと違うのは、このポストシーズンが、96年のサントリーカップとは違い、本当にJリーグの公式タイトルを争う大会になってしまっていることだ。

それに、海外でプレーする選手が飛躍的に増えた現在、NHKの朝のニュースでも海外リーグの結果が報道される時があるが、それは大抵が日本人選手絡みの試合だ。しかも、その選手が活躍したかどうか、酷い時には試合に出た事くらいしかわからないこともある。ゴールを決めた人が日本人選手以外だった場合、「香川選手のチームメイトがゴールを決めました」などと報じられることもある。

これは、サッカーに限った話ではなく、他のスポーツでも同じだ。要は、その競技のことを伝えているのではなく、日本人選手がどうだったのかを伝えているだけなのだ。

 

こんな、スポーツに対して真摯な態度で臨んでいないメディアが、この新しいチャンピオンシップをきちんと報じてくれるのだろうか?放映権を持っているTV局はニュースにするだろうが、それ以外の局は軽く触れて終わる程度だろう。

 

2015年からのポストシーズン制は3年契約だと言われている。

目先のお金に目を奪われて、この3年間の間に大切なモノをなくさないことを、今は祈るのみである。

(2/24 Jリーグ公式サイトの刷新に伴うリンク切れ等を修正)