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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

アギーレは解任すべきか否か、を考える。

アギーレ監督就任後の一つの試金石でもり、連覇が期待されてもいたアジアカップだが、残念ながらUAEに阻まれてベスト8に終わった。こうなると、議論すべきなのが「アギーレ体制をこのまま続けていくのかどうか」という点だ。

 

もし、アギーレを途中解任するのであれば、それなりの理由が必要になるが、当然のことながら現時点では二つの理由が考えられる。八百長問題と成績不振だ。

たとえば、まったく当てにならないのだが、日刊ゲンダイ八百長問題の告発を裁判所が受理すれば自動的に解任と報じている。だが、「後任の大物ブラジル人」がフェリペというところがいかにもゲンダイらしくて面白い。

日刊ゲンダイ|「アギーレ解任」内定済み 後任に急浮上する大物ブラジル人

一番面白いところを引用すると、

「実は、昨年末から水面下で次期監督選びが進んでおり、W杯優勝経験を持つ大物指揮官に白羽の矢を立てたようです」

 こう話すのは、南米サッカー事情に詳しい某マスコミ関係者である。

「02年日韓W杯で母国を優勝に導き、ポルトガル代表監督として04年ユーロ準優勝、06年ドイツW杯4位の実績を持っているブラジル人指揮官フェリペ・スコラリ(66)です。昨夏の母国開催のブラジルW杯では、エースFWネイマールの骨折リタイアや、準決勝ドイツ戦の大敗もあって評価を下げたが、W杯での実績は他の追随を許さない。97年には短期間ながらもJリーグ磐田で指揮を執った経験もあり、日本サッカーへの理解度も高い。適任者でしょう」

Jリーグはレベルが低い。日本人はサッカーがわかっていない」と言い放って自らジュビロの監督を辞任していった過去を知らない人が記事を書いているんだろうか。現実味があるのかどうかは不明だが、もしフェリペが日本代表監督になったらブーイングものだ。ジーコと同じモチベータータイプの監督だし、日本代表には向いていないと思う。

 

ちなみに、その告発状の受理の話だが、受理されたとスペインでは報じられているが、


判決まで1~2年 アギーレ監督、八百長疑惑長期化の様相 :日本経済新聞

日本サッカー協会(以下JFA)の面々やアギーレ本人は、まだ受理されたとは聞いていないと言っている。


アギーレ監督「告発受理の連絡ない」 日本代表が帰国:朝日新聞デジタル

まあ、受理されれば召喚されるだろうから、いずれ明らかになるだろう。

問題は、この裁判を受けながら代表監督としての職務に支障が出ないのかどうかという点だが、これは間違いなく支障が出ると言っていいだろう。決められた期日に出廷しなければならなかったり、弁護士と今後の戦略を練る必要もあるからだ。

日経が報じているとおりに1〜2年かかるものとして、2年後に有罪判決が出た場合、そこで解任という手もあるだろうが、今年の6月からロシアW杯のアジア予選が始まるというのに、そんな悠長なことを言ってられないだろう。

というわけで、八百長問題で解任するのであれば十分な理由が揃っている。ひょっとしたら有罪になれば違約金を払わなくていいとJFAが考えているのかもしれないが、お金と日本代表の未来を天秤にかけてほしくはない。

 

次に成績不振による解任だが、JFAはアギーレに予めアジアカップのノルマを設定したわけではなかった。


協会はノルマ設定せず…アギーレ監督「アジア杯のタイトルを守る」 | ゲキサカ[講談社]

とはいえ、恐らくは準決勝までは残ると踏んでいたフシがある。まず、会長の大仁邦弥氏はベスト8から、小倉純二名誉会長はベスト4からの視察が組まれていたためだ。


事実上のノルマ…アギーレ監督、アジア杯4強逃せば解任も (2/3ページ) - サッカー - SANSPO.COM(サンスポ)

結果も96年UAE大会以来のベスト8敗退ということで、普通に考えれば十分に解任の理由になる。

結果ではなく、内容で評価して欲しいという声もあるだろう。

確かに、グループリーグ3試合はほぼ完璧な内容で終えているし、UAE戦も圧倒的に支配していたのは日本の方だった。だが、日本のメンバーを見るとザッケローニ時代からほとんど変わっていないため、完成度が高いのは当たり前だし、、相手も日本と10回試合をすれば半分以上は日本が勝つような相手ばかりだった。つまり、元々実力差がある相手と試合をしているのだから、内容で評価を下すのはとても難しい。

UAE戦は山のようにチャンスを作っておきながら決めきれず、PK戦に持ち込まれ敗退してしまった。アギーレにJFAないしファンが求めたのは、こういう試合を勝ちきるためのチーム作りや、勝負師としての采配力だったのではなかったか。少なくとも、個人的にはそういうところを今回のアジアカップでは見せて欲しかった。

アギーレ本人も、この大会が一つのターニングポイントであることは十分にわかっていたはずだのだ。でなければ、直前になって遠藤と今野を呼ぶようなことはしなかったと思う。いわば、この大会で結果を出して、八百長疑惑に揺れる中、自らの地位を安泰にしておきたかったからこその、保守的な人選だったのではないか。

 だが、そうまでして臨んだ今回のアジアカップは、残念ながら近年では最低レベルの成績に終わってしまった。

 

個人的に結論を出すのであれば、八百長問題からいっても、成績面から言っても、アギーレを解任するのに十分な理由があると考える。問題は後任人事であるが、W杯終了から半年の時点で手が空いている監督というのはそうそういるものではない。それでも、裁判の結果が出る1〜2年後に慌てて探すよりは、いま解任して後任人事に着手したほうが、失敗した時のリカバーも十分に行う時間もあるのだ。

 

決断するなら今が最適な時期だと思う。アギーレ監督とはここで袂を分かつべきだろう。