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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

セガは倒れたままなのか。

セガの周囲が慌ただしい。

セガサミーホールディングスの連結決算が減収減益となったのを受けて、構造改革が発表された。

 

セガサミーHD、平成27年3月期第3四半期決算を発表 ― ゲーム事業はデジタル分野とパッケージ分野で明暗 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト


セガ、「セガゲームス」に社名変更 構造改革でグループ再編 - ITmedia ニュース

詳しくは上記リンク先に書いてあるが、かいつまんで説明すると、セガ自体がホールディングス化して、パチスロとリゾート以外をセガHDの傘下にするというものだ。つまり、セガ方面だけを再編するという計画である。

今回の赤字の主たる原因は、パチスロが予定より販売台数を下回ったとか、パッケージソフトの売上が振るわなかったと書いてあるが、よくよくリリースを読んでいくと、このグループ再編で特損150億円程度計上しているので、これが一番の原因なんじゃなかろうか。

セガサミーHDが構造改革の実施に関して発表――120名の希望退職者を募集、アミューズメント事業を中心に事業構造の見直しを実施 - ファミ通.com

実際、120名程度の希望退職とは書いてあるが、海外のスタジオなどは閉鎖するところもあるので、グループ全体では300名規模のリストラになるとのこと。今回の「構造改革」のニュースを見ていると、もうサミーはセガを必要としていないんじゃないかとさえ思えてくる。

 

そもそも何故サミーがセガを欲しがったのか、いまだによくわからない。

サミーがセガを買収した2003年、たしかにセガは苦しんでいた。一度大幅に下方修正した業績を更に修正、それすらも未達で終わったように記憶している。両社の合併はWikipediaによれば親会社であるCSK主導で行われたらしいが、サミーにはなんのメリットがあったんだろうか。

パチスロだけでは収益の安定性に欠けるから、セガを欲しがったというもあるにはあるが、「あの時代のセガ」を買収するというのは、相当勇気のいる決断だと思う。サミーの里見氏が、セガの親会社CSKの大川氏に恩義があって救済したという説もあるが、真相はよくわからない。

 

ちなみに、セガがハードウェア事業から撤退したのが2001年の1月。その時は「セガはハード事業からは撤退するが、逆にこれで最強のサードパーティになる」といわれた。セガの人気ゲームをマルチプラットフォームで展開すれば、確実に売れると思われていたのだ。セガの足かせになっているのは逆ザヤなどが問題になっているハードウェアであって、その呪縛から解き放たれさえすれば、復活できるというわけである。

結果はというと、そのわずか二年後にサミーに買収されてしまった事を考えると、そんな簡単な話ではなかったということだ。

 

個人的に思うのは、セガのゲームのクオリティを高めていたのは、やはりハードウェアを牽引するソフトウェアを出さなければならないというハード屋の意地であり、プラットフォームホルダーとしての責任があったからなのだと思う。

それがなくなって、ただのソフト屋になってしまったら、目先の利益優先の、いわば「稼げる」(と、会社が判断した)ソフトを中心に作らざるをえない。なにしろ、ハード事業撤退という背水の陣を敷いてしまったのだ。売れるかどうか未知数な実験的なゲームや、先進的ではあるがマーケットがまだないジャンルを創出するようなゲームを出すギャンブルをする訳にはいかない。

だが、セガのファンが求めていたのは本当にそういうゲームだったんだろうか?周りの顔色をうかがいながら、売れそうなゲームだけを出していくメーカーが「セガ」であることを望んでいたのだろうか?

 

今のセガといえば、龍が如く初音ミクで食いつないでいるメーカーというイメージが強い。

かつての看板キャラであるソニックは、海外ではともかく、日本では一般の人にとって、ほぼ忘れ去られたブランドになってしまったし、ファンタシースターオンラインも、2の時の不祥事フランチャイズとしての信頼を失ってしまった。

プロサッカークラブをつくろう!」などのつくろうシリーズも、まるで違うゲーム性のスマートフォンアプリは出ているが、ほぼ途絶えてしまったと言ってもいいだろう。個人的は、2013年に出た「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」の出来があまりにも酷くて、初めて途中で挫折したサカつくになってしまったのが残念でならない。

ゲームセンターに行かなくなってしまった身には、現在のバーチャファイターシリーズがどの程度の影響力を有しているのかもわからないが、少なくとも2007年のバーチャ5の販売本数が初週3万本、最終10万本程度だったことを考えると、以前のストリートファイターシリーズとゲームセンターの人気を二分していた時代とはずいぶん立ち位置が変わってしまったといえるだろう。

 

これが、かつて任天堂ソニーを向こうに回して、業界の覇権を争っていたメーカーの成れの果てなのかと思うと、とても寂しい思いがする。

 

セガは倒れたままなのか」

ドリームキャスト発表時に打った、全面新聞広告の自虐的な文言である。


セガは倒れたままなのか? : 有名なのにメジャーになれない そんな「セガ」が好き - NAVER まとめ 


CM ドリームキャスト 湯川専務シリーズ - YouTube

だが、この時代のセガはまだ倒れてはいなかった。少なくともハードウェアを新規開発する体力はあったし、ドリームキャストは通信モデムを標準装備する先進的なハードで、メインストリームの王道ゲームだけでなく、

チューチューロケット


チューチューロケット! - YouTube

シーマン


シーマン - YouTube

自虐パロディネタ満載のセガガガ


DC「SGGG」OP - YouTube

ファンタシースターオンライン


Phantasy Star Online - Forest 1 (Offline/DC) - YouTube

そして、なんといってもオープンワールドゲームの礎となったシェンムーなど


Shenmue - Japanese VHS Promo (1998) - YouTube

尖っていたり、独自の味を持っていたり、時代を先取りしたゲームをいくつも作る事が出来たのだ。

 

だが、今は違う。

このままでは、セガは本当に倒れてしまうのではないか。それだけが心配だ。