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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

そろそろPlayStation4はいかが?

ゲーム ゲーム業界 雑記

「昔のゲームは面白かった。いまは遊ぶゲームがない」という人に、たまに遭遇することがある。

たしかに、昔のゲームはルールもシンプルだったし、覚えなければならないことも今よりずっと少なかった。だが、本当に昔のゲームが面白くて、今のゲームはつまらないのだろうか?

個人的には全くそうは思わない。

あくまで主観的な話になるが、自分が今まで出会った「昔のゲームは面白かった」という人の大部分が、今は殆どゲームをしていない。やっていても、いわゆる「国民的ゲーム」的なものを何年かに一回買ってプレイする程度だったりする。

つまり、いま出ているゲームを遊んでいないのにもかかわらず、「昔は面白かった」と言っているのだ。それは、単にその人がゲームをやらなくなっただけで、ゲーム自体がつまらなくなったわけではない。

 

昔のゲームがシンプルだったのには理由がある。

まずはハードウェアの性能が低かったため、表現に限界があったからだ。ギザギザの目立つドットでキャラを表現することしかできなかったし、アニメーションのパターンも限られていたため、複雑な動きをさせることは出来なかった。

入力機器であるコントローラのボタン数もいまよりずっと少なかったし、アナログスティックも存在していなかった。だから、割り当てられるアクションも自ずと限界があった。そういった理由で、シンプルなルールでゲームをデザインせざるを得なかったのだ。

そんな限られた条件下でも、スーパーマリオブラザーズ等のような歴史に残る名作が生まれているのは凄いことではある。そういう思い出補正が「昔は面白かった」という印象につながっているのではないか。スーパーマリオの影にはカラテカやいっきなど、別の意味で語り継がれてしまっているゲームたちがたくさんあったのだ。


NES カラテカ / KARATEKA in 07:11 - YouTube


NES いっき / Ikki in 01:29 - YouTube

我々は決してそれを忘れてはならない。そう、一つの名作の影には、数百のクソゲーがあるのだ。

 

だが、ゲームは今や実写と見紛うばかりの表現力を手に入れた。例えば、世界的に人気のある「Call of Duty: Advanced Warfare」などは、電気屋のTVで流れているのを遠くから見ていたら、映画なんじゃないかと思うほどだ。


Call of Duty: Advanced Warfare コール オブ デューティ アド ...

 

ここ数年、ゲームの表現力の向上は本当に凄まじい。それは、単にグラフィックスが向上したというだけでなく、モーションキャプチャーによる俳優の演技や、良質の脚本などが加わって、一流の総合芸術として通用する作品が次々と出ているのだ。たとえば、バイオショックインフィニットの脚本家だったKen Levine氏が、映画「2300年未来への旅」の脚本家に抜擢されてしまうほどだ。


『BioShock』のKen Levine氏がSF映画『2300年未来への旅』リメイクの脚本家に抜擢―海外報道 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

とくに、2012〜2014年はゲームの当たり年と言えるほどの良作揃いで、本当に楽しませてもらった。これは、PS3Xbox360などの前世代機が熟成されてきて、そのパフォーマンスを最大に発揮できるようになったのが要因だろう。

 

本来なら、ある程度の性能(主にグラフィックボード)を有したPCでないと楽しめないこれらのゲームではあるが、PlayStation4(以下PS4)などのゲーム機を買いさえすれば、最新のゲームがPCを買うよりは安いお値段で楽しめる。

日本のゲームメーカーも、前世代機から引き続き、PS4世代のゲーム開発に後れを取っていたが、発売から一年が経過したいま、ようやく目ぼしいソフトが出始めるといったタイミングなので、PS4を買うのなら今がいい時期だと思う。まだまだPS3との縦マルチばかりだが、いずれPS4専用ソフトも増えてくるだろうし、なにより縦マルチのゲームならPS3で遊ぶよりPS4でプレイするほうがずっと快適に動作するのだ。 

 

とくに、2月26日に発売される「ドラゴンクエストヒーローズ」は、PS4をけん引してくれそうなソフトとして期待されている。

 


ドラゴンクエストヒーローズ プロモーション映像③ - YouTube

ドラクエシリーズ初のアクションRPGとのことだが、作ったのは無双シリーズでお馴染みのωフォースなので、まあ無双シリーズがベースになったゲームなのだろう。個人的に無双シリーズはやったことがないのだが、このPVを見ているとなにかやりたくなってしまうから不思議である。

初めにこのゲームが発表された時は「ゼルダに続いてドラクエも無双か…」などと思ったものだが、無双シリーズは国内では安定した売上を誇る人気シリーズなので、それがドラクエのキャラクターでプレイ出来るというのは大きなセールスポイントになる。

とにかく、このゲームが日本におけるPS4普及の起爆剤になってほしいと考えている。

 

PS4はネットワーク接続を前提としたゲーム機で、シェア機能を使えばネイティブにTwitterなどに接続し、ゲーム画面を投稿することが出来る。

それどころか、いわゆる「実況プレイ」的な、自分のプレイ動画をニコニコ生放送などで簡単に配信することも出来る。そして、それをPS4を使って閲覧することも本当に簡単にできる「Live from PlayStation」というアプリが備わっている。これは、スマートフォンPSVitaのアプリも用意されていて、いつでもどこでも世界中の誰かがプレイしている動画を見ることが可能なのだ。

 

オンラインマルチプレイをするためには、PS3とは違って有料サービスであるPSPlusに加入する必要があるが、シングルプレイ前提であれば別に加入しなくても問題ない。

自分の持っているゲームをフレンドと交代で遊んだり、代わりにプレイしてもらうシェアプレイなど、一部のサービスはPSPlus加入が条件になってくるが、別にPSPlusには加入せずとも十分に新世代のゲームを楽しむことが出来る。自分もPSPlusは未加入だし。

というようなことがPlayStationの公式サイトに書いてあるのだが、いかんせん重くて見難い。おまけに、「詳細はこちら」が多すぎて、正直見る気をなくす。どうしてこういうWebデザインにしてしまうんだろうか?PSStoreのインターフェイスも酷い出来だが、だれか企画会議で指摘する人はいなかったんだろうか。


プレイステーション® オフィシャルサイト

 

任天堂Wiiをリリースした時ほどの鮮烈なゲーム体験の革新はないものの、PS4は十分にゲームの新しい楽しみ方を提供していると思うし、なにより、ここ数年のゲームの進化は目覚ましいので、これを体験しないのはあまりにも勿体無い。

残念ながら、そういう驚きをもたらしてくれたのは海外のメーカーが作ったソフトばかりだったが、PS4が日本でもっと普及すれば、日本製のゲームでもそういう体験ができるかもしれない。PS3時代にずいぶん差を付けられたとはいえ、少しずつではあるがその差も縮まってきているのは、フロム・ソフトウェアが発売する「Bloodborne」などを見れば実感できる。


Bloodborne(ブラッドボーン) 冒頭プレイ動画 - YouTube

 

1994年にPlayStationが発売された時のキャッチコピーは「すべてのゲームは、ここにあつまる」だった。たしかに、ドラクエやFFをはじめとする、日本のほとんどのゲームはPlayStationに集まった。

だが、いまは当時のような一強皆弱が成立するような時代ではない。たいていのゲームはマルチプラットフォームで展開されるので、開発の容易さや、開発環境の充実度などが重要視されるのだ。PS3はまだ一強皆弱が通用すると思ったSCEの失策により、リリース当初はかなりの苦戦を強いられたが、PS4はその反省に立って作られたハードだ。そういう点も開発者に評価され、現在の欧米での売れ行きにつながっているのだと思う。

それに、PS2までの時代とは違い、ワールドワイドのマーケットが非常に重要な時代でもある。国内だけでペイするには開発費が高騰しすぎたし、そういうドメスティックな規模のゲームしか作れないのであれば、PS4にはむやみに手を出さないか、PSVitaとのマルチ展開(実質PSVitaソフトを開発するのに等しい)にした方がいいだろう。実際、そうしているメーカーも国内には結構ある。

 

とはいえ、出来ることなら国内メーカーの作品で、バイオショックシリーズやアサシンクリードシリーズをプレイした時のような驚きを体験してみたい。だからこそ、「ドラゴンクエストヒーローズ」には売れて欲しいし、PS4の売れ行きを底上げして欲しい。

まあ、現行機としてはXboxOneもあるが、日本ではちょっと厳しい状況なので、現行機で普及を期待するのであれば、やはりPS4ということになるだろう。

Xbox One (5C5-00019)

Xbox One (5C5-00019)

 

 

「昔のゲームは面白かった」ことは否定しない。だが、声を大にして言いたいのは、「今のゲームはもっと面白い事になっている」ということだ。