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自分用備忘録的な何か。

レトロゲーム回顧録その9 ソロモンの鍵

ゲームが好きと言っても、ありとあらゆるジャンルをやるわけではないし、当然苦手というか、あまり積極的にプレイしないジャンルもある。

自分の場合は、シミュレーションとパズルはあまりやらない方だ。テトリスやぷよぷよで、落ちものパズルの大ブームが来た時も、その波には全然乗れなかった。だが、そんな自分でもハマった数少ないパズルゲームがある。それが「ソロモンの鍵」だ。

ソロモンの鍵

ソロモンの鍵

 

 


ファミコン ソロモンの鍵 Solomon's Key - YouTube

「ソロモンの鍵」は、固定画面のアクションパズルゲームである。主人公のダーナは魔法使いで、「換石の術」と「火球の術」の二つの能力を駆使して、画面内にある鍵を取ったうえで扉に入ることでステージクリアしていく。
「換石の術」は、このゲームの最大の特徴といえるもので、自キャラのすぐ隣に黄色い石を出現させることが出来る。この石は当然ながら自分の足場にもなるし、通路を塞ぐための蓋にもなるし、敵を別方向に誘導する為に使うことも出来る。
そして、元々ある黄色の石に向かって「換石の術」を使った場合、その石を破壊することが出来る。そうすることにより、敵を落下させて倒したり、石に囲まれたアイテムを取ったりすることが出来る。ちなみに、黄色い石は「換石の術」だけでなく、頭突きを二回当てることでも破壊することが出来るので、頭上の石を壊して上への道を切り開くことも出来る。
さらに、ジャンプと石の生成をタイミングよく繰り返すことで、垂直に登って行ったり、ブロック上での立ち位置を上手く調整することで、自キャラの隣ではなく、一つ向こうに石を作ったり破壊したりすることも出来る。
石の中には白い石もあって、それは基本的に破壊不可能だ。それに、敵がいる場所やアイテムのある場所、敵が発生してくる「カミーラの鏡」には「換石の術」をもってしても、石を作ることは出来ない。各ステージは、これらが巧みに配置された形で構成されており、適当にやっていたのではクリアできない面もかなりの割合で存在する。
ゲームのルールとしては、ただ「石を作る。破壊する」というシンプルなアイデアなのに、使い方の幅が広いお陰で、ゲームがとても奥深いものになっているのだ。
もう一つの能力である「火球の術」は、まんまファイアーボールの事で、青とオレンジの壺を取ることで取得できる。青い壺の火球は敵一匹を倒して終わるが、オレンジの壺の火球は貫通力を持っていて、一度に沢山の敵を倒すことが出来る。火球のストックは巻物を、飛距離はクリスタルを取ることにより増やすことが可能だ。
ステージ構成もとても考えられており、その解法も一つではないことが多い。敵のアルゴリズムも一定のルールに沿ったものなので、序盤のステージなどはパターン化してしまえば簡単にクリアできるが、なにせ全50面もあるので、集中力を持続させるのが難しい。
特に後半のステージは仕掛けも難解で、敵も厄介な配置をされていることが多く、さらに、このゲームには「LIFE」という名前の制限時間があるので、のんびりしているわけにもいかないのだ。元々はアーケードでリリースされていたゲームだけに、難易度は非常に高いと言える。
しかも、完全クリアするためには、特定のステージにある星座マークとソロモンの封印の二つが必須になるため、更に難易度は高くなる。それを乗り越えた上で、ゲームのタイトルでもある魔導書「ソロモンの鍵」を取ることが出来るのだ。
ゲームオーバーになると、同じテクモの「マイティボンジャック」で取り入れられた「ゲーム偏差値」という、スコアとは別のレーティングが表示される。今でもそういったプレイ内容を評価するゲームは沢山あるが、当時のファミコンではとても珍しいシステムだった。
ちなみに、このゲームのメインテーマは、エキゾチックというかアラビアンな感じでとても雰囲気にあっている。BGMらしいBGMはこのメインテーマとボーナスステージの音楽くらいしか無いのだが、不思議と飽きない。名作とはそういうものなのだ。
正直な話、自分の力では一度も完全クリアまではこぎつけたことがない。裏技を使えばコンティニューできるのだが、42面以降でコンティニューしても41面に戻されてしまうので、小学生時代の自分の力量と、プレイ時間内(子供の頃はたいていファミコンで遊べる時間は制限されていた)では、とてもクリアすることは不可能だった。
Wiiのバーチャルコンソールでダウンロード出来るようになってからすぐ買ったが、やはり41面以降が大きな壁となり、クリアはできていない。それでも、個人的にはこのゲームは名作であると断言できる。シンプルなルールと敵のアルゴリズム、そして考えぬかれたステージ構成が巧みに噛み合わさっているゲームが、名作でないハズがないのだ。スーパーマリオがそうであったように。
とりあえず、バーチャルコンソールでは、ゲームの状態を保持したまま中断できるレジューム機能があるので、いつの日かクリアできることを信じて、たまに思い出した時にプレイを続けようと思う。
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