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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

加湿器なんていらねえよ、冬。とか思ってた時期が僕にもありました。

レビュー ガジェット

冬の乾燥する季節に必須のガジェットといえば、そう加湿器。

…といいつつ、実は最近まで必要性は全く感じていなかった。

というのも、一応部屋の湿度がわかる電波時計を持っていて、冬は湿度が大いに下がるのもわかっていたが、夫婦二人暮らしだったため、リップだとかハンドクリームなんかで適当に補っていたのである。

だが、子供が生まれた事もあって、環境に気を使おうということで、今回加湿器を購入することにした。

 

これまで加湿器など買おうとも思わなかったせいもあって、何を買っていいかわからなかったので、重要視すべき点を色々と調べた。その結果、大雑把に分けて三つのポイントがある(っぽい)事がわかった。

 

最重要視すべきなのは「菌」

そして、長時間駆動するわけなので、「電気代」

最後に、わりと忘れがちな「メンテナンス性」だ。

 

菌といっても、部屋の中に発生する菌ではなくて、加湿器そのものの中に発生する雑菌のことだ。

加湿器はタンクの中に水を入れ、それを何らかの方式でミスト状にして(あるいは蒸発させ)噴出するという構造上、タンクの除菌は結構重要な要素らしい。そして、加湿器の加湿方式は、現時点で知るかぎり以下の4つが存在し、それぞれメリット、デメリットがある。

 

1.超音波式

水を超音波で振動させてミスト化する。価格帯の安い加湿器やアロマディフューザはだいたいこれ。筐体がコンパクトになったり、電気代が安かったりとメリットは多いが、雑菌が最も発生しやすい。デザインの自由度が高く、見た目可愛かったりおしゃれなものが多い。メンテナンス性はピンキリ。

 

2.スチーム式

その名の通り、水を加熱して蒸発させスチーム状のミストを出す。加熱するので当然雑菌の繁殖は抑えられる…というより死滅するが、はっきり言って蒸気なのでミストは熱い。電気代もかかる。メンテナンスはそれなりに簡単。

 

3.気化式

フィルタに水を染み込ませ、風を当てることにより加湿する。常温の水にフィルタをつけるので、ここに雑菌が発生する可能性がある。送風により加湿するため、熱いミスト等が出るわけではないが、加湿能力はやや弱い。電気代は送風に使われるモーターによる。メンテナンス性は、フィルターの構造とか除菌性能に左右され、簡単ではないものが多い。

 

4.ハイブリッド式

加熱式と気化式のいいとこ取り。気化式と同じように水を染み込ませたフィルタに温風を当てて加湿する。一見、弱点はないように思われるが、温風を起こすときにヒーターを使うので、電気代はそれなりにかかる。メンテナンス性はメーカーに左右されるので、ピンキリ。

 

と、ほとんどネットの受け売りではあるが、とにかくこの4種類の方式があり、正直どれを買えばいいか迷ったのだが、清潔さ、メンテナンス性、コストパフォーマンス、安全性などを色々考慮した結果、Panasonicの気化式加湿器「FE-KFK05」を買った。

なんでこれにしたのかというと、まず、加湿器では珍しいDCモーターを搭載していて、気化式にしては音が静かで、省エネ性も高かったためだ。DCモーターとは、バルミューダのグリーンファンなんかで有名になった、無段階駆動ができる直流式のモーターの事だ。電力を効率的に利用できるので、電気代が安いことで知られている。

 

あと、やっぱり子供のために買うものなので、なるべく蒸気は熱くないものが欲しかった。ハイブリッド式のシャープ製HV-D50と最後まで迷ったが、とくにプラズマクラスターはいらないし、こっちはハイブリッドの気化式とはいえヒーターを使って温風にするので、ランニングコストの事も少し考えて、FE-KFK05の方を買うことにした。

お金に糸目をつけないのであれば、バルミューダのRainが欲しかったのだが、いかんせん加湿器で5万円近くっていうのは高すぎるので見送った。デザイン性はピカイチなのだが、バルミューダの製品はハイクラスばかりなので、なかなか手が出ない。

 

肝心のFE-KFK05の性能だが、概ね期待していた通りの性能を発揮している。

気化式なので、吹出口から出る風は冷たい。とはいえ、部屋の温度を下げてしまうほどではない。DCモーター搭載なので、すぐ動作が制御されて、優しい風が出てくるようになるためだ。

ウチのリビングは大体いつも30%台の湿度だったのだが、FE-KFK05を導入してからは平均50%台に落ち着いている。

ちなみに、湿度50%が、例えばインフルエンザに対してどの程度有効かというと、厚生労働省のサイトによれば

4) 適度な湿度の保持

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

と、なっているので、50%台というのはわりと理想的な湿度だ。

だが、この加湿器に付いているランプは本当に目安にしかならないので、ちょっと当てに出来ない。高級機種になると違うんだけど、この価格帯ではこの程度の表示しか出来ないので仕方ない。ウチには湿度表示できる時計が別にあるが、そういうものがない場合は別途買ったほうがいいと思う。

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あと、外気温が低い日などに湿度が50%台になると、リビングのガラスがかなり結露する。とはいえ、たとえば壁にカビが生えるような湿度にはならないので、この辺はトレードオフと考えるべきだろう。乾燥している冬に湿度を上げているのだから、仕方がないものだと思う。

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それと、Panasonicお得意の壁ピタ設置であるが、さすがに加湿器を壁にピッタリくっつけて設置する気にはなれないので、若干離して設置している。壁を撫でまわしてみたけど、とくにビタビタになっている感じはしないので、問題はないだろう。

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雑菌の繁殖に関しては、一応加湿フィルターの部分にイオン除菌ユニットと防カビ剤が付いているので、そこまで神経質になる必要はなさそうだ。もちろん過信は出来ないので、定期的なメンテナンスは欠かせない。Panasonic製品だとナノイー搭載の製品もあるが、あれが付くだけでお値段が跳ね上がるし、正直ナノイーはプラズマクラスター並にわりとどうでもいいと思ってるので、重要視しなかった。

メンテナンスと言っても、タンクに水を補充するときに、ボトルなんかを洗う柄付のブラシで少し洗う程度でいい。あとは、月に一回フィルタ類の水洗いや、つけ置き洗いをすればいいのだが、それは警告が出るまではやらなくて良さそうだ。まあ、色々とユニットを分解する必要もあるので、メンテナンス自体はは決して楽とは言えない。ユニットの掃除をする時は取扱説明書が欠かせないだろう。

 

操作に関しても、リモコンはないのだが、パッと見でわかりやすい操作パネルで、とくに不満はない。

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基本的に「おまかせ」の自動運転で運用し、夜寝るときなど動作音がうるさかったら「おやすみ」モードに変更すればいいのだが、そもそもそんなに騒音が出ないので、ひょっとしたらずっと「おまかせ」でもいいのかもしれない。普通にテレビを見ていたら動作音など聞こえないレベルだ。

 

というわけで、動作面に関しては特に文句はない。むしろ、思っていたより動作音が静かなので、かなり満足している。加熱式のように蒸気がブワーッとでないので、加湿している実感はないのだが、性能に関しては文句なしである。

 

問題はやはり、いかにも工業デザインといったその風体と、あまり高いとはいえないメンテナンス性だろう。ここを普段の動作音等とトレードオフ出来る人なら、買うのに迷う必要は無いだろう。正直、デザインだけで選ぶならバルミューダか超音波式のエントリーモデルを買ったほうがいいと思う。

 

色々書き連ねたが、国産メーカーの製品を買うのであれば、デザイン性の低さも似たり寄ったりなので、ぶっちゃけ好みで選んでもいいとは思う。ただ、子供の安全性なんかを考えるのであれば、気化式加湿器はお勧めである。