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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

ハリルホジッチを巡る、日刊ゲンダイの適当な報道に、元オシム氏通訳千田氏がお怒りです。※追記あり。

どうやら次期日本代表監督はハリルホジッチ氏に決まりそうな勢いだ。

 

※3/5追記 日本サッカー協会はハリルホジッチ氏と代表監督就任で合意したと発表。

 

日本代表新監督ハリルホジッチに望むこと。 - Yukibou's Hideout on Hatena

 

最初は産経・報知の推し監督といった雰囲気で、いわば大穴扱いだったが、ここに来て大本命に浮上したといったところか。だが、今回の代表監督を巡る過熱報道に対し、オシム氏の通訳を務めていた千田氏が苦言を呈している。


ダシに使われたオシム氏。元通訳が見た、代表後任監督をめぐるボスニアと日本メディアによる空砲の撃ち合いと虚報 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!

 

千田氏が問題視しているのは、いわゆる「ソースロンダリング」式の報道である。

たとえば、日本代表監督候補とされる、ある人物がオファーを断ったと現地の新聞が書けば、それを元に裏も取らずに日本のスポーツ新聞が「現地のメディアによれば…」書き散らす。そしてそれを元にまた別の現地新聞が「日本のメディアによれば…」と、繰り返されていくのだ。これは、代表監督報道に限った話ではなくて、これまでも日本人選手の移籍などでも同じようなことが繰り返されている。

 

さらに、千田氏がある種の怒りを表しているとまで言える部分がある。それが以下の部分である。

「日本代表監督の後任は3人に絞られた。うち2人はオシム氏の人脈。霜田正浩・技術委員長はヨーロッパで何人かの代理人含むサッカー関係者と会った。そして、ある日本人関係者の手引きでオシム氏の息子であるアマル氏とコンタクトを取った。元ジェフ千葉の監督であるアマル氏を経由してオシム氏に代表監督候補を推薦してもらった」

 事情を知っている人なら、この部分ですでに嘘っぱちばっかり書いて(言って)いることに気がつく。

これはまさに日刊ゲンダイが報じた以下のニュースの事なのだが、正直日刊ゲンダイなので、中身が無かったり嘘っぱちだったりしてもある程度は仕方ないと思うしか無い。


日刊ゲンダイ|ハリルホジッチ氏有力 “オシム人脈”が日本代表にお得な理由

 

再び千田氏の記事の、長い引用になってしまうが、

まず、霜田委員長が元ジェフ千葉監督のアマル氏(オシムさんの息子)とコンタクトを取るのに「ある日本人関係者の手引き」というところが間違い。霜田委員長は数年にわたりジェフ千葉のコーチを務めており、アマル氏が監督をしているときのチームスタッフ。「手引き」なんかなくとも、この2人は旧知の間柄だ。

 オシムさん本人に話をするのにアマル氏経由というのもおかしい。アマルさんは現在、カタールのクラブチームの監督で、サラエボには住んでいない。霜田委員長はまずカタールに電話して、アマル氏がカタールからサラエボに電話して、というルート(これが「手引き」か?)を取ることになるが、「ある関係者」はアマル氏の現職を知らないほど現場にうとい方なのかもしれない。

 また「オシム氏に推薦してもらった」というのもウソ。先述したように、オシムさんはそういうアドバイスをする人間ではない。したがって、「3人に絞られた。うち2人はオシム氏の人脈」というのも真っ赤な大ウソである。

上記の部分がまさに日本のメディアの問題点を如実に伝えている。

この記事を書いたゲンダイの記者は、殆どサッカーの知識がないか、取材もせずに妄想だけで記事を書いているのかのどちらかなのだろうとしか思えない。「ある関係者」なる人物など存在しないのではないか。そう思ってしまうほど酷い記事なのだが、ゲンダイに限らず日本のスポーツ新聞などは、本当にこういうレベルの記事が多い。

芸能関係のゴシップ記事ならば、一般の人には裏など取りようがないから、それでも成り立つのだろうが、残念ながらサッカーはワールドワイドで情報が行き交う世界なのだ。知識のない人間が適当な記事を書こうものなら、あっという間にその薄っぺらさがバレてしまう。

 

今は、試合後の監督や記者会見でも、その全文がネットにアップされる時代だ。にもかかわらず、その会見の一部だけを都合よく取り上げて、たまには捻じ曲げてまで無理やりなこじつけ記事を書くスポーツ紙も後を絶たない。

 

ちなみに、昨年個人的に凄いと思ったのが以下の二つの記事で、両方とも日刊ゲンダイの内田に関する記事なのだが


日刊ゲンダイ|内田篤人、アーセナル入り秒読みか…「代表引退」示唆の裏で


日刊ゲンダイ|内田篤人「アーセナル移籍」報道は根も葉もないウワサ

上の記事ではもうアーセナル入りは秒読みとしておきながら、その約一ヶ月後の8月の記事では根も葉もないウワサと切り捨てている。しかも、8月の記事の結びに至っては

 格下PAOKドロー決着の戦犯のひとりとして試合後、地元サポーターからブーイングの標的になった内田にアーセナルからオファーが届くなんて……。笑止千万。バカバカしいにもほどがある。

と、散々な書きようだ。なんなんだろうか。伝える側のプライドは無いのだろうか?

 

本当に、笑止千万、バカバカしいにもほどがある。