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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

ハリルホジッチ新代表監督の就任会見を見て思ったこと。

日本代表 ハリルホジッチ サッカー W杯 ハリルジャパン

仕事から帰って、JFAハウスで行われたハリルホジッチ新監督の就任会見を見た。

代表監督の就任会見を生で見るのは、ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチと三回目だが、今回はスカパーが緊急生中継してくれたので、とても見やすかった。スカパーはこういう時のフットワークが軽くて助かる。

 

※3/14追記。スポーツナビに会見の全文がアップされていたので貼っておく。


ハリルホジッチ「勝利を多く届けたい」|コラム|サッカー|スポーツナビ

 

まず思ったのが、この人は相当な自信家だな、と言うこと。

就任会見でいきなりW杯での決勝トーナメント進出が目標と言ってみたり、直近の二つの親善試合は絶対に勝つと言ってみたりと、ちょっと驚くような断言っぷりだった。普通、こういう質問には「ベストを尽くしたい」というような、無難な応えで済ますのが通例だが、彼は「勝つ」と言った。実に頼もしい。

加えて、曖昧な言葉でニュアンスを濁したり、ごまかしたりせず、一つ一つの質問に明確に答えていた。おそらく妥協することが好きではないのだろう。一部では軍隊のごとく厳しい練習を課すこともあるという話も聞こえてくるが、会見での話しぶりからも、ザッケローニの様な優しい監督ではないとわかる。

 

あと、文節ごとに細かく区切って喋って、通訳が訳すのを待っていることから、「自分の意図を確実に相手に伝えたい」と考えているタイプなのではないか。ということは、たとえばトレーニングにおいても、何度も自分の伝えたいことを細かく伝えていく指導方法であることが想像される。

つまり、ジーコの様な、能力の高い選手を選出し選手の自主性に任せるセレクタータイプの監督ではなく、細かく戦術などの指示を個々の選手に出していくマネージャータイプの監督であることが推察される。

 

戦術的な質問は殆どなかったし、ハリルホジッチ自身も「自分ノートは見せない」というようなことを言っていたので、どんなサッカーをするのかは明らかにはされなかったが、W杯のアルジェリアやフランスのリールでの戦いぶりを振り返る限り、相手の良さを消し、自分たちのストロングポイントを活かすサッカーをするんだろうと思われる。つまり、ジェフ千葉を指揮していた頃のオシムのやり方に似ているといえば似ている。

ただ、オシムは自分の意図を言葉にして明確には語らなかった。あくまで練習のシチュエーションで選手がその意図に自然に気がつくような指導スタイルだったからだ。ハリルホジッチがどういうスタイルでトレーニングするのかまでは知らないが、その辺りは今後の合宿等で明らかになるだろう。

 

正直いって、こんなに短期間で二回も代表監督就任の記者会見を見ることになるとは思わなかった。だが、ハリルホジッチは実績においても、会見での応対においても、十分期待できそうな監督だと思う。

あと、日本のメディアのマヌケな質問が出なくてホッとした。メディア側も、ハリルホジッチが以前メディアと衝突したことがあるという話を聞いて用心していたのかもしれない。

 

なにはともあれ、3月の末に行われるチュニジア戦とウズベキスタン戦を楽しみに待とうと思う。

この人は期待しても大丈夫じゃなかろうかと思わせる、そんな就任会見だった。