Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

FC東京 武藤嘉紀のチェルシー移籍の可能性と、その後の展開を考えてみる。

降って湧いたチェルシー移籍話。

そもそもの発端は4月6日、フットボールチャンネルの下記の記事だった。

www.footballchannel.jp

正直、この記事が出た時には「ああ、またイングランドと日本でソースロンダリングが始まるんだなぁ…」くらいに思っていた。

ところが、今日(9日)になって突然様々なメディアで武藤のチェルシー移籍オファーが報じられた。

www.sponichi.co.jp

 

記事内では所属元のFC東京や、武藤本人の「光栄です」などのコメントが出ているので、これは単なる身分照会を超えた、正真正銘のオファーなのは間違いない。

 

なぜいま武藤なのか。

では、なぜチェルシーが武藤に目をつけたのだろうか。

現在、チェルシーを始めとするメガクラブは、世界中にスカウトを派遣している。

日本人も、以前は代表チームの集まる国際大会などを主にスカウティングされていたが、今ではJリーグにも普通に外国のスカウトがやってきている。その中で武藤の活躍が目に止まった可能性は決して低くはない。Jリーグでは武藤は既にトップレベルの輝きを放っているからだ。

 

だが、もうひとつの可能性もある。それがスポンサーだ。

チェルシーは来季から横浜ゴムと大型スポンサー契約を結ぶ。その中で、横浜ゴム側から「日本人選手の獲得」を打診された可能性もゼロではない。

過去にも、アジア人選手のスポンサー絡みのプレミアリーグへの移籍はあった。

例えば、マンチェスター・シティにタイ人のスリー・スカが所属していたことがあった。これは当時のシティのオーナーであった、元タイ首相のタクシン氏の力によって実現した移籍であり、結局シティでスカが出場することはなかった。

今回の一件がこのパターンではないことを心から祈りたい。

 

 

武藤を待っている未来。

この先、めでたく武藤がチェルシーに移籍を果たしたと仮定して話を進めよう。そうなると、考えられる可能性は4つほど存在する。

可能性1:ポジションを獲得し、レギュラーでバリバリ活躍する。 

最も理想的な展開である。だが、普通に考えてこの可能性はかなり低い。チェルシーほどのメガクラブになると、リーグに登録されている選手だけでなく、レンタルに出されている選手も相当数存在するからだ。たとえば下記記事のように。

www.soccer-king.jp

 

可能性2:他リーグにレンタルされ、実績を積んでからチェルシー復帰。

これもわりと理想的な展開である。とくに、チェルシーはオランダリーグとのつながりが強く、戦力として獲得し、将来的にスカッド入りさせたい選手なのであれば、レンタルで武者修行に出される可能性が高い。武藤は年齢的にホームグロウンの範囲外であるので、イングランドよりは他国のリーグにレンタルされる可能性が高いだろう。

 

可能性3:ベンチ入りはするが出番が極めて少ない日々が続く。

これはなるべく避けたい事態である。たとえば、スポンサー絡みの移籍で、移籍の特記事項に「一定数の試合出場」などが含まれている場合、その試合数を稼ぐためにベンチには入るが、後半終了間際の出場が続く場合があるのだ。これだと、本人のためにはならないし、チームメイトにもいい顔をされないだろう。

 

可能性4:ベンチ入りすら出来ず、試合に全く出られない。

今回の移籍話が、純粋にチェルシーが武藤を戦力と考えているからだとしても、たとえスポンサー主導であったとしても、外国人選手、それもEU圏外の選手を獲得するのだ。この可能性は殆ど無いだろう。

 

武藤はチェルシーに行くべきか。

結論から言って、行くべきだと思う。

現時点では、おそらくチェルシーは武藤の可能性を買っているのだろう。なので、即戦力というよりは磨けば光る原石と考えている可能性が高い。ということは、おそらくいきなりトップチームで出場するのではなく、まずどこか他のチームにレンタルされる可能性が非常に高い。

だが、そこで結果を出せばいいのだ。そして、武藤にはそれだけのポテンシャルがあると思う。残念ながら日本代表ではまだ遠慮しているのか、Jリーグで見せる思いっきりの良さが影を潜めているが、そこを開き直って海外でも力を発揮できるようになれば、プレミアリーグであってもブレイク出来る可能性はある。

いまはただ、今回の移籍話がスポンサー絡みのものではないことを祈るのみだ。

 

※追記:実は、4月1日の時点で日刊ゲンダイに武藤がチェルシーに移籍する旨の記事が載っていた事を、このブログをアップした後に知った。この記事の内容は、まさに「横浜ゴムが武藤の移籍を後押しする」といった内容で、もしもこれが本当なら、武藤にとってこの移籍は幸せな結末をもたらさないかもしれない。

www.nikkan-gendai.com