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自分用備忘録的な何か。

本日予約開始のAppleWatchを買わない理由を探しだして自分を納得させようそうしよう。

AppleWatch予約開始!

いよいよAppleWatch(アップルウォッチ)の予約が始まる。

今回は第一次販売国から日本が漏れるのではないか?という噂も流れたが、Appleにとって日本はかなり重要な市場なので、さすがに初回販売国から外れるようなことは無かった。

 

既報通り価格は最安42800円(税別)

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最高値は218万円(税別)となっている。

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選択をさせるAppleWatch。

AppleWatchは、いままでのAppleのマーケティング手法とは随分違った方法が採用されている。

以前に読んだ「Think Simple」にも書いてあったのだが、Apple製品の特徴はそのシンプルさにあった。

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

 
  • デスクトップならiMac
  • プロユースならMacPro。
  • ロースペックでも手軽に持ち歩けるノートPCが欲しければMacBook Air
  • それなりのスペックをノートPCに求めるのであればMacBook Pro
  • とにかく入門用のMacが欲しいのであればMac mini

と、この本が書かれた当時のMacのラインナップは、基本的にコレだけである。

要は、どういう使い方をするかで、必然的にどのMacを買えばいいかが決まってくるので、ユーザーは悩む必要がない。この本で絶賛されていたのはこのシンプルさであり、スマートさであった。

 

だが、AppleWatchは違う。

モデルだけでも「Sports」「Watch」「Edition」の三種類があり、ケースの種類、サイズ、素材、バンドの組み合わせは98パターンにも及ぶのだ。

healthcare.itmedia.co.jp

当然、Macと違って時計はファッションであり、ラグジュアリーアイテムでもあるので、個人の好みに合わせて様々なタイプが用意されているのもわからないでもない。だが、ラインアップを絞りこみ、スケールメリットと在庫圧縮によって利益を上げてきた今までのAppleのやり方とは、AppleWatchは明らかに違う。

つまり、AppleWatchがユーザーに提供するのは、これまでのようなシンプルさの美学ではなく、パーソナライズの楽しさだということなのだろう。

 

AppleWatchに出来ること、出来ないこと。

自分は、いまiPhoneと活動量計のFitbitZip、Wi-Fi体重計のWithingsを組み合わせてヘルスログを取っている。

AppleWatchは活動量計としての機能も当然備えているが、上記の組み合わせには出来なくて、AppleWatchにしかない機能というものは、活動量計の機能では殆ど無い。強いて言えば、長時間座っていた時に立つように促す機能くらいだろうか。ただ、体重を測ることを除けば、AppleWatchで全て賄えるというのは大きなアドバンテージだ。

 

逆に、活動量計以外の機能に目を向けると、AppleWatchがあったほうが断然便利な機能が多い。

まずは各種通知機能と、それに対するプリセットの返信などだ。iPhoneをポケットに入れたまま、メールやメッセージ、SNSなどのリプライ的なものが簡単に確認できるのは、ちょっとしたことだが便利だと思う。

www.youtube.com

新しいコミュニケーション方法のDigitalTouchの「スケッチ」「タップ」「ハートビート」の可能性については完全に未知数だ。

www.youtube.com

というより、これはさすがに流行らないんじゃないかと思う。 

 

ただ、AppleWatchにも問題はあって、まず基本的にはAppleWatchはiPhoneのコンパニオンガジェットとして機能するので、AppleWatchを使っていると当然iPhoneの電池の減りも激しくなる。

特に問題なのはGPSだ。AppleWatchはGPSiPhoneに頼っている。なので、GPSを多用するような使い方をすると、iPhoneの電池もガリガリ減っていくのだ。

ただ、通知をAppleWatchで確認できるようになるため、その分iPhoneのロックを解除して確認するという行為に使われていた電力は節約できる。その辺りの差し引きの電池持ちに関しては、実際に使用したレポートが出ないことにはわからないが、GPSの消費電力は大きいので、プラスになるとはあまり思えない。

 
AppleWatchは「陳腐化」しないのか?

AppleWatch最大の問題点は、AppleWatchがデジタルガジェットであるということだ。つまり、おそらくは毎年新しいAppleWatchがリリースされることが予想されるので、相対的に「旧くなる」のだ。

普通の高級腕時計ならば、定期的なメンテナンスをすることで、何年でも使い続けることが出来るし、時が経って「味」が出ることはあっても、「陳腐化」することはない。なぜなら、高級腕時計の差別化要素は、時計としての機能ではなくて、デザインだったりブランド力だったりするためだ。

だが、AppleWatchは違う。ソフトウェアのアップデートやアプリで機能を追加できるとはいえ、OSの大幅なアップデートがあれば、対応不可能なアプリが出てくるはずだ。

現に、iOS7以降や8以降でないと動作しないアプリがiPhoneには沢山あるが、iOS8はiPhone4s以降のiPhoneでないとインストールすることすら出来ないのだ。AppleWatchもそうならないとは限らない。そうなってしまったら、初代AppleWatchは「陳腐化」してしまうだろう。

 

ちなみに、AppleWatchのバッテリーに関しては、料金は不明ながら交換することが出来るらしい。

www.gizmodo.jp

だが、その細かい手順などはまだ不明である。ウェアラブルデバイスなのだから、バッテリーの交換のためにAppleにAppleWatchを送付している間はなにもできないということは避けたい。AppleWatchのAppleCareにピックアップ&デリバリーサービスの様なものがあるのだろうか。

 

ガジェットなのか、ラグジュアリーアイテムなのか。

AppleWatchの立ち位置はなんとも言えない中途半端なものである。

一般的な高級腕時計は、買えば一生もののアイテムになることが殆どだが、AppleWatchは一生使い続けるにはやはり不安がある。というより、デバイスのパーツなどの劣化の事を考えるとムリだろう。

高級腕時計のような、リセールマーケットも充実するとはあまり思えない。バンドならともかく、デジタルガジェットにおいて中古の本体を買うのは、かなりのリスクを伴うからだ。AppleCareの保証年数が最大で3年であるのは、やはりAppleWatchは「デジタルガジェット」であるとApple自身が考えている証ではないだろうか。

だが、Appleのここまでのマーケット戦略を見ている限り、AppleWatchに関しては間違いなくラグジュアリーアイテムとして売ろうとしている。しかし、どう頑張ってみてもやはりAppleWatchはデジタルガジェットとしか考えられない。

つまり、ラグジュアリーアイテムの皮をかぶったデジタルガジェットに、あの金額を出せるかどうかがAppleWatchを買うかどうかの分岐点になるわけだ。

 

AppleWatchを買わない理由。それは…

初代iPadが出た時、「なんだただのデカいiPhoneか」といいつつ、わりとすぐに買っていた自分にとって、AppleWatchはかなり物欲をそそられるアイテムであることは間違いない。

だが、iPadは1年後に薄さが半分ほどになったiPad2が発売されている。ちょうど偶然にもその少し後に初代iPadの画面を割ってしまったので、iPad2も購入した。その後iPadAirが発売されるまで、自分はiPad2を使い続けた。そして、iPad2はいまでもウチの母に払い下げられて、現役バリバリで活躍中なのだ。それだけ、iPad2は完成度が高かったといえる。

AppleWatchにもそういうことが起きないとも限らない。というより、かなり高い確率でそうなるだろうと思っている。だからこそ、AppleWatchの初号機は見送ろうと思っているのだ。…今のところは。

 

…というわけで、「AppleWatchを今すぐに買わない理由」をひねり出して自分を納得させたかったのだが、調べれば調べるほど欲しくなるのがAppleWatchだった。困ったものである。

もし、市場に出回るAppleWatchの数が潤沢になってきて、自由に店頭で触れる状態になった時に、買わないでいる事ができるだろうか?

自信は…

あまりない。