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自分用備忘録的な何か。

地上波TVはこの先生きのこる事ができるのか論。

見なくなった地上波番組。

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先日、たまたまYahooニュースの個人アクセスランキングを見ていたら、こんな記事があった。

bylines.news.yahoo.co.jp

内容はタイトル通りで、人気は地上波の方があるけど、BSは満足度が高いというものだ。なんというか、冒頭の例えが古過ぎる気はするが、言いたいことはわからないでもない。我が家でも、今では地上波の番組は殆ど自発的に見ようとはしなくなってしまった。

今後子供が大きくなれば話は変わってくるのかもしれないが、とにかく地上波で見ている番組といえば、サッカーなどのスポーツ中継やニュースが殆どで、新聞も取っていないので、その日にどんな番組を放送するのかすら殆ど知らない。どうしても見たい番組があった場合でも、ライブで見るほど興味を掻き立てられる番組が無いため、録画して後日見る…などということも多い。

そして、うちの場合、最も満足度が高いのはBSでもなかったりする。BSも、わりと「他に見るものがないときに垂れ流しておく」的な扱いなのだ。

 

我が家の主力はCS。

だったらお前はなんの番組を見ているのだという話になるかもしれないが、答えは簡単。CS放送である。

自分の場合、デジタルTVに最初から搭載されているスカパー(旧スカパーe2)を契約していて、たいていの時間、ウチではスカパーのチャンネルをなにかしら見ているのが現状だ。

契約セットは

の二つのみ。基本料金含め、お値段10073円である。

だが、この基本パックに映画・アニメ・ドラマ(日本、海外含む)・音楽・ドキュメンタリー・ニュースなど、満遍なく多彩なジャンルのチャンネルが含まれていて、特にドキュメンタリーは、ナショナルジオグラフィックヒストリーチャンネル、そしてディスカバリーチャンネルなど、本当に素晴らしい番組を放送しているチャンネルを視聴可能なため、これと各国のサッカー中継を見ているだけで十分元を取った気分になれる。

 

オンデマンド配信も充実。

さらに、サッカーのセットを契約していると、スマートデバイスでのオンデマンドアプリ配信が無料で視聴可能なため、二重にお得である。

 

このうち、欧州サッカーオンデマンドは、残念ながらすべての試合が配信されているわけではない。主にフジテレビNEXTJ SPORTSで配信されている一部の試合は見ることが出来ない事もある。

だが、Jリーグオンデマンドは、スカパーで放送しているすべての試合が見られる上、「オンデマンド」の名に違わず、後からでも自由に試合を選んで見ることが出来る。さらには、ハイライト番組やクラブ情報番組など、試合以外の番組もオンデマンド配信されているのだ。つまり、画質を気にしないのであれば、録画をする必要すらないのである。これは本当に便利だと思う。

 

「マス」メディアの生きる道。

地上波は、当然不特定多数の人々を相手にした「マス」メディアである。

以前よりも衰えたとはいえ、いまでも地上波の影響力というのは当然強い。どこかのお店が地上波の番組で紹介されればお客が殺到するし、なにかの商品が紹介されれば「TVで話題の◯◯!」などというPOPが掲示される。

だが、放送されている番組のクオリティ、そして多彩さはどうだろうか?

試しにネットのTV番組表で、今週一週間分の民放各社のゴールデンタイムの番組をチェックしてみたが、ものの見事にバラエティ番組一色である。よくもまあこれだけバラエティのないバラエティ番組の企画を、各社揃って立てるものだと感心してしまうほど、バラエティ番組しか放送していない。

どの局の内容も、ひな壇芸人番組、旅、健康、動物が殆どで、毛色が違うものといえば、 水曜のフジの歌番組とTBSの野球、木曜と土日のテレ朝のフィギュア、金曜日のドラえもんクレヨンしんちゃんくらいだろうか。

※ちなみに、ウチは田舎なのでテレビ東京の番組は見られません。

マス=大衆を相手にするには、たしかにわかりやすい番組を作らなければならないのかもしれないし、流行り廃りというものもあるだろう。だが、ここ数年の地上波の番組は、どれも似たような番組ばかりで、個人的には、正直言って自分の時間を潰してまで見る価値が有るのだろうか?と思ってしまうほど、興味がわかないものばかりなのだ。

 

1990年と現在の視聴率比較。

このサイトで、1990年からの総世帯視聴率と、通常の視聴率の推移を見ることが出来るのだが、これが結構面白い。

ちなみに、ちょっと説明しておくと

  • 「総世帯視聴率」とは、家にあるTVのうち1台でもついていれば「テレビを見ている」とカウントされる。
  • 「視聴率」は、家に複数のTVがあって別々の番組を見ていた場合、それぞれがカウントされる事になっている。

我々が普段触れる「視聴率」は、後者のことだ。

ここで面白い計算をしてみる。

1990年の総世帯視聴率はゴールデンで70.1%、これが2013年になると63,8%まで下がる。落ち幅はだいたい6%強。では、2013年のゴールデンでの各局の視聴率をすべて足してみよう。すると62%となり、総世帯視聴率とだいたい合致する。これだけだと面白くもなんとも無いのだが、1990年で同じ計算をしてみると、ゴールデンでの視聴率で75.3%と、総世帯視聴率の70.1%を上回るのである。

これは当然の理屈で、家にあるTVは1台では無いからだ。視聴率の計算方法がTV1台毎にカウントされている限り、家族みんながTVをつけていれば、視聴率が総世帯視聴率を上回るのは当然のことなのだ。

現在は1990年当時よりも家にあるTVは増えていて、TV番組を視聴できるデバイスも増えている。だが、実際には視聴率は減っているのだ。つまりどういうことかというと、家にTVがあっても電源が入っていない現象が増えていると想像できる。

 

これからもTVはメディアの王者足りえるのか。

地上波の番組は、NHKは別としても視聴率が命であることは間違いない。なぜなら、番組にお金を出してくれるスポンサーが、広告効果を感じられなくなってしまっては終わりだからだ。そして、それを測る唯一の方法が視聴率なのである。

だが、現在は視聴率を気にするあまり、同じような番組を毎日乱発するだけの状態が続いている。つまり、町に新しく出来るお店が、吉野家すき家松屋ばっかりの状態が続いているようなものだ。これではいつか絶対に飽きられてしまうだろう。

どこかの局が勇気を出して、クオリティの高い番組を作らない限り、地上波のTV番組は滅亡の一途を辿るだけとしか自分には思えない。どうせどの局も視聴率なんて二桁ギリギリの状態が続いているのだ。将来のために冒険をする勇気があってもいいのではないだろうか?

昔はTVはメディアの王者だった。だが、今は違う。YouTubeやニコニコを始めとするネットにも、面白い番組(?)が転がっているし、そっちは好きな時間に好きなスタイルで見ることが可能なのだ。

決まった時間にしかやっていないお店と、いつでもどこでも頼めばすぐに届けてくれるデリバリーのどちらを取るかと言われれば、大抵の人が後者を取るだろう。

TVはいま、そういう戦いを仕掛けられているということを自覚すべきだと思う。