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レトロゲーム回顧録その24 極上パロディウス〜過去の栄光を求めて〜

パロディウスだ!〜神話からお笑いへ〜(以下パロディウスだ!)」の4年後、更におふざけがパワーアップしてパロディウスが帰ってきた。それが「極上パロディウス〜過去の栄光を求めて〜(以下極上パロディウス)」である。

極上パロディウスだ! DELUXE PACK

極上パロディウスだ! DELUXE PACK

 


Gokujō Parodius!/Fantastic Journey 2 player arcade ...

前作のパロディウスだ!では、どうしてもグラディウスの派生作品という雰囲気が抜けていなかったが、続編がリリースされるまでの4年間で、パロディウスだ!は数多くのハードに移植され確固たる地位を築いた。そして、満を持してリリースされた極上パロディウスは、完全に一つの独立したフランチャイズとしての風格を身につけたといえる。

 

操作できる自機も前作の倍の8タイプ。追加されたのは

  • 前作は敵として登場したバニーガールの「ひかる&あかね」
  • スペースマンボウの自機である「マンボウ&サンバ」
  • こちらも前作では敵だった豚「ミカエル&ガブリエル」パワーアップのタイプは恐れ多くもダライアス気味である。
  • 謎の棒人間「こいつ&あいつ」ある意味このゲームを象徴する自機。初心者にもオススメ。

なぜみんなペアなのかというと、今作は二人同時プレイが可能になったからだ。というわけで、前作までの自機もそれぞれ2Pカラーが追加されている。 

 

極上パロディウスは、前作のパロディウスだ!から見た目もサウンドもシステムも全てがゴージャスにパワーアップしており、まさに極上のSTGとなっている。

基本システムはグラディウスを踏襲しているが、今作ではザコ敵の出すカプセルの数がとんでもなく多いので、従来のグラディウスのようにパターンを緻密に構築していくというよりは、その場のアドリプで乗り切っていく場面が多くなっている。だが、大味になったとか雑になったという感じではなく、あくまで画面をゴージャスにした結果、カプセルのインフレになったと言ったほうがいいだろう。

 

前作であったベルパワーも健在で、今作では(前作の2面ボスだった)イーグルサブがザコ敵として登場し、倒すと大量のベルをばらまく。ここからのベル回収と、新しく追加された紫ベルを使ったスコア稼ぎがまたとんでもなく熱い。紫ベルは、画面内のザコ敵を全てカプセルへと変えてしまうのだ。

カプセルは一つ100点だが、紫ベルを上手く使えば画面に大量のカプセルを出すことができる。そのついでに黄色ベルがまた出てくるので、そのベルを打って紫にしてまた敵をカプセルにして黄色ベルを出し…という、いわゆる「ベル転がし」の稼ぎプレイには、紫ベルはとても重要なアイテムになっているのだ。

ちなみに、このベル転がしを一番やりやすいのが一面のボスだったりする。ここでいきなり50万点くらい稼ぐことが出来るのだ。

 

ただ、このゲームは前作と違って一周エンドとなっており、前作に搭載されていたランク調整機能も健在である。このランクは、当然ノーミスで進んだりパワーアップしたりすることで上がっていくのだが、実はスコアによってもランクが上昇するのだ。

つまり、一面のボスでベル転がしをしてスコアを稼ぎまくると、とんでもなくランクが上昇することになる。ノーミスフルパワーでベル転がしなんかした日には、おそらく3面か4面あたりで最高ランクまで上がってしまうだろう。

というわけで、この極上パロディウスも、前作同様に極力パワーアップを抑えて、ランクを調整しながら進まないと、クリアすることはままならない。場合によっては、下記のゲーメストによる攻略ビデオのように、特定の場所でわざと死んだほうが、楽に進めるようになる。

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ちなみに、一周エンドということで、最終ステージクリア後はエンディングとなるのだが、その後に装備が初期装備に戻された状態で 「スペシャルステージ」がプレイできる。これがまた恐ろしく難しくて、始まった途端にオプションハンターは出まくるわ、敵の弾はものすごいスピードで自機を狙ってくるわ、敵は撃ち返し弾をガンガン撃ってくるわで、そりゃあもう大騒ぎである。

www.youtube.com

だが、このステージのBGM「メモリー・オブ・シューティング」は、コナミSTGのメドレー曲となっており、一聴の価値ありである。そんな余裕があれば、だが。

 

とまあ、プレイヤーが工夫をしなければ、ランクが好き放題に上がってしまう極上パロディウスではあるが、それでも、個人的にはパロディウスシリーズの中でも最高傑作だと思っている。キャラクターの親しみやすさや、賑やかに書き込まれたドットによる細かいグラフィックス。そして、前作同様にクラシック音楽などに高品質のアレンジが施され、単体で聞いても楽しめるBGMと、これだけの要素が高レベルで融合しているゲームが名作でないわけがないのだ。

 

アーケードでのリリースから8ヶ月でPlayStation版が発売されたこともあって、このゲームはかなりやりこんだ。家庭用版の「極上パロディウスだ!DeluxePack」は、前作のパロディウスだ!も収録されていて、非常にお得である。

現在ではPSPでも「パロディウスポータブル」が出ていて、こちらは続編の「セクシーパロディウス」と「実況おしゃべりパロディウス」も収録されており、更にお得である。

パロディウス ポータブル コナミ・ザ・ベスト

パロディウス ポータブル コナミ・ザ・ベスト

 

だが、PSPは昨年で生産が終了してしまった。

せっかくソフトを持っていてもPSPがないと遊べなくなってしまうので、コナミには是非UMDパスポート化をして、PS Vitaでも遊べるようにしてほしいのだが、なぜか「沙羅曼蛇ポータブル」しか実現していない。しかも、現在ではそれすらもラインナップから消えてしまったようだ。なにか技術的な問題でもあるのだろうか?それともコナミにやる気が無いだけなのだろうか。多分後者だろう。

過去の遺産をあまり大切にしないのは、日本のゲームメーカー共通の問題であると個人的には思っているが、コナミハドソンを買収しておきながら飼い殺ししてみたりと、ここ数年はあまりいい印象がない。

現に「ドラキュラ」シリーズの五十嵐孝司氏や、「ラブプラス」シリーズなどを手がけた内田明理氏、キャラデザのミノ☆タロー氏など、クリエイターの退社が相次いでいる。

www.gamespark.jp

nlab.itmedia.co.jp

さらに、最近ではプロダクション制を廃止するという名目で小島プロダクション小島秀夫氏すら退社するのではないかというウワサすら流れた。現在では、実はすでに退社したのではないか?とも言われている。

iromato.net

 

かつてコナミの大ファンだった自分としては、最近のコナミを巡る一連の騒動は、なにかコナミが駄目になっていく予兆のように感じられて寂しい。

いまはただ、素人の勘違いであって欲しいと願うばかりである。