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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

心の病気になってからの「頑張れない自分」が嫌い。

雑記 医療 メンタルヘルス

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頑張ることくらいしか出来ない自分。

自分の取り柄というか、自分に出来ることは、目の前にある何かに対して頑張ることだった。その何かは、時に勉強だったり、時に仕事だったりした。

特に何かの才能に秀でているわけでもないし、世渡り上手でもない。他人を蹴落としてまで自分が這い上がるほど肉食系でもない。なので、自分は目の前に突き付けられた課題をこつこつクリアしながら今までやってきた。

初めは、田舎生まれにとっての憧れの街、東京で就職した。

東京で働けるのであればどこでも良いと思っていたので、適当に受けた外食産業の会社に就職した。ちょうど山一證券が破綻した年で就職難だったため、文句を言っている場合ではなかった。

だが、数年間働いてみて、その業界も、東京という街も、自分には合っていないんじゃないかと思い始めた。

頑張るということは得意だったので、仕事は頑張ってやった。

おかげで、入社2年目で「年間優秀社員」とかいう妙な賞も貰った。パーティーで披露しなければならなかった三分間スピーチは散々だったが、とにかく頑張ることは頑張った。

だけど、一生この業界に身を置く気にもなれなければ、ずっとこの街で生きていくという決意も、とても出来なかった。なぜかはよくわからない。単に自分が生粋の田舎者だっただけなのかもしれない。

 

地元に帰ってきて。

というわけで、なんだかんだで地元に帰ってきて、別に就きたかったわけでもない仕事に就いた。

だが、その会社は親会社が誰でも知っているような大手の会社で、それなりの給料を貰うことが出来た。特に自分を向上させるために、何か努力をしていたわけでもなかったので、なんとなくその会社に流れ着いただけなのだが。

なので、別に仕事に対してなにか充実感を感じたいとは思わなかった。その為の努力を怠っていた自分には、その資格はないと思っていたからだ。

地元に帰って来てからは、仕事はまさに「お金を稼ぐための手段」でしか無かった。その分、休みの日に自分の好きなことをやった。主にゲームだ。それで仕事のストレスを発散しているつもりだった。

今の会社でも、自分としてはそれなりに頑張って、それなり信用を手にしたつもりではいた。

実際、責任あるポジションを任されたのはその証だと思っていたし、一度職場を変更されたにも関わらず、2年足らずでまた似たような責任あるポジションに就かされたのは、自分の頑張りが会社に認められたからなんだろうと思っていた。

だが、今回のそのポジションは、かなり過酷なものだった。

まず、現在の職場に来てからの時間が短かかったため、職場の全てを把握することが出来ないまま、そのポジションに就かされたのがマズかった。おかげで、他のグループの同じ様なポジションをやっている人と話が噛み合わない。早い話がスキル不足だったわけだ。

会社は出来る限りのサポートをすると言ってくれたが、それだけだった。実際はサポートなんて殆どなかった。「On the Job Training」という名の「とにかくやってみろ」という無茶振りが繰り返されただけだった。サポートしてくれるはずの上司も、はっきり言ってなんのアテにもならなかった。

現場と事務方の間で色々連絡や報告をしなければならなかったのだが、そもそも自分の部署のメンバーが誰なのかも把握しきれていなかった。その状態でどんどん電話がかかってきて指示が出るのだ。こっちはどこの誰かもわかっていないのに、あっちは「知ってて当然」という雰囲気で応対された。

そんな状態での業務が8ヶ月続き、ついに自分のカラダと心がおかしくなってしまった。

 

頑張れなくなってしまった自分。

それからは酷いものだった。

まず、会社に行けなくなった。

まあ、会社の産業医の診断によれば、抑うつ状態であるとのことなので、そういうものなのかもしれないが、とにかく会社に行けなかった。

というより、普通の呼吸をすることすら出来ずに、歩いて5分のコンビニに行くのですら、発作を起こしてうずくまる有り様だった。

一ヶ月ほど会社を休み、なんとか復帰したものの、もう以前のように頑張ることが出来ない自分がそこにはいた。

頑張ろうにもカラダが言うことを聞いてくれない。

朝起きて、いきなり呼吸が出来なかったり、睡眠薬を飲んでいるのにもかかわらず眠れなかったりすると、会社には行けなかった。というより、その状態で仕事をする自信が持てなかった。

先日も、ちょっとした風邪をひいてしまったのだが、以前ならちょっと熱が出た程度で会社を休むなんて考えもしなかったのだが、今の自分ではそういうキッカケがあると、次の瞬間には会社を休むことを考えている。

ズル休みしたいわけではないのに、どうしてもカラダと心が言うことを聞いてくれないのだ。

そんな自分が、今はたまらなく嫌だ。

心が折れた、とまでは言わない。

だが、今の自分はそれに近い状態だと言っていいだろう。とにかく、ベストコンディションでないと、途端に日々の仕事をこなすのにさえ自信を失ってしまうのだ。

頑張れることだけが取り柄だった自分が、頑張れなくなってしまった。

心の拠り所を失ってしまったということだろうか。

愛する妻がいて、子供も生まれたというのに、症状はまったく良くならない。家族のために頑張らなきゃいけないのに。

「そういうことを考えずに、今はただ治すことだけに専念して」と妻は言う。その台詞を言わせてしまっているということ自体が辛い。

頭ではわかっている。

でも、心はわかってくれない。