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自分用備忘録的な何か。

綺麗事とか理想論を言うなという風潮が納得出来ない。

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守るべきルール。

ルールは守るもの。

自分は、当然そうだと思っている。

例えば信号機。

歩行者信号が赤の時、車が来ていなければ渡る人は多い。特に、外国人なんかは普通に大通りでも平気で渡っていく。そういえば、パリやロンドン、台北に行った時も、現地の人は信号機なんて守ってなかった。

でも、みんながみんな信号を無視し始めたら、必ずどこかで仕組みの破綻が起きて、事故に繋がる。

この場合で言えば「車が来ていないと思って渡ったら来てた」という事案が必ず起きる。そうなるのを防ぐために、「赤信号は渡らない」というルールが存在するのだ。

だが、世の中にはそうは考えない人も大勢いる。

ルールは破るためにあると、したり顔で行っちゃう人とか、むしろルールを守っている人間に対して「頭が固い」などと言ってみたりもする。

酷い人になると、「綺麗事を言うんじゃない」とか、「お前の言っていることはあくまで理想論だ」などとこっちを攻撃し始める人までいる。

自分は、そういう風潮がアラフォーになっても納得出来ない。

 

祖父の葬儀の時。

10年前、祖父の葬儀の際、火葬が終わって食事会的なものを行う会場に移動した。

参加者は葬祭会館の用意したマイクロバスに乗って移動したのだが、なんだかんだで色々自分も送迎をしたりしないといけなかった。

会場に着いて、正直顔も知らない親戚がかなり多かったのだが、ひとりひとりお酒を注いで回った。

その中の一人が「お前も飲め」と言ってきた。

自分は「お気持ちはありがたいですが、送迎の運転手をしなければならないので、今日はお酒は飲めません」と言った感じで、やんわり断った。 

だが、その人は「そんな固いこと言ってないで飲めよ。ちょっとくらい大丈夫だろ」と食い下がってきた。なんとか作り笑顔で断ったのだが、正直その人の人格を疑った。なぜなら、その人の職業はタクシー運転手だったからだ。

飲酒運転が犯罪であることくらい、誰だって知っている。しかも、その人は他人の命を預かって運転している職業ドライバーなのだ。自分は、この人の運転するタクシーには何があっても乗りたくないと思った。

「車を運転する」と言っているのにもかかわらず、お酒を勧められる機会はとても多い。住んでいるのが田舎だからなんだろうか。

毎回断っているのだが、その度に「固いこと言うな」とか、「ちょっとくらいなら大丈夫」などと言われるのだ。正直信じられないとしか言いようが無い。

 

東日本大震災の時。

自分は、一応東日本大震災被災地とされる地域に住んでいる。

震災から少し経った時、 家などが震災で被害を受けた人には、被災者証明書的なものを発行するという話があった。それがあれば、東北発着の高速道路の利用料金が無料になるのだ。

自分はアパート住まいで特に被害もなかったし、実家も被害らしい被害は無かったので、ウチはその証明書の申請はしなかった。

だが、自分の周りでは、いつ出来たのかわからないヒビの写真を撮って、その証明書を申請するような人が続出した。中には「高速道路使うかどうかわからないけど、とりあえず申請しておいた」などと言っている人も何人もいた。

正直言ってどうかと思った。

この無料になった高速道路料金は税金から支払われるんでしょ?

しかも、こういう安易な理由で高速道路を利用して、無駄に渋滞などが起きて、本当に必要な人が利用しづらくなる状況が出来てしまったら、どうするつもりなんだろうかとか思ってしまったし、遠回しにそういうことを訪ねてみたところ、やはり「固いこと言うなよ」と言われてしまった。

むしろ、「貰えるものなんだから貰っておかないと損だよ」などと、申請を薦めてくる人も沢山いた。だが、どうしても自分は申請する気にはなれなかった。そこまでして得した気分になりたいとは思えなかったのだ。

 

あまちゃんでもいい。

今も昔も「正直者は馬鹿を見る」世の中なのかもしれない。

だが、自分は、自分をごまかしたり、相手を蹴落としたり、他人を出し抜いてまで得したいとは思わないし、そう思う人間にはなりたくない。

人は、聖人君子にはなれない。それはよくわかっている。

それでも、できるだけ正直に生きたいと思っているし、出来る限りそうしているつもりだ。だから「綺麗事を言うな」とか「理想論ばかり言いやがって」などと言われてしまうんだろう。

でも、理想があって、それに近づこうとするからこそ、より良い世の中になっていくんじゃないだろうか?

初めから「世の中は殺るか殺られるかなんだよ」という気持ちで生きていたら、誰を、そして何を信じていけばいいのかわからなくなってしまう。

「そんなことを言うお前は、世の中の厳しさをわかっていないあまちゃんだ」というのであれば、それでもいいと自分は思っている。

アラフォーになってなお、世の中を知らないあまちゃんのままでも、自分は正直な人間でいたいのだ。