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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

日本vsイラク あっさりマッチレビュー キリンチャレンジカップ2015

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勝利のスパイラルへ。

W杯2次予選のシンガポール戦に向けて、日産スタジアムでハリルジャパンとイラクとの親善試合が行われた。

なんだかおかしな気分だ。

だって、明らかにシンガポールよりイラクのほうが強いだろうし、得られるものもイラク戦のほうが多いだろうからだ。

まあ、このマッチメイクがどういう経緯で行われたのかは不明だが、ハリルホジッチ監督がリクエストしたものなのであれば、何か意図があるのだろう。そうでなければ、試合をしてくれそうなチームを探したらイラクだった…程度の話なのかもしれない。

ところで、ハリルホジッチは前日会見で随分と威勢のいい発言をバンバンしていた。

曰く…

  • 2015年は一つも負けない。美しい年にしたい。
  • ベストメンバーは存在しない。全員がベストメンバーである。
  • 先月合宿をした国内組にはプログラムを与え、戦う意識ややる気を見せてくれた。
  • 多くの選手が私の目を見て話してくたが、何人かの選手はまだ疑問を抱いている。なにかを成し遂げるには確信が必要
  • このチームはもっと良くなるはず。そのためにトレーニングをしていきたい。選手たちには『Jリーグの試合を見た時に、この人が日本代表だとすぐ分かるようなプレーをしてほしい』と伝えている。

zasshi.news.yahoo.co.jp

この人は、ホント会見全文を読んでいると、物凄い名将なんじゃないかと思ってしまうし、そう思わせるところがカリスマ性なのかもしれない。

勿論、本当に名将なのかどうかはこれまでの実績もあるが、これから積み上げていく実績も重要なので、注意深く見守っていきたいと思う。

というわけで、ハリルジャパン第3戦、vsイラク戦の発表された日本代表のスタメンは以下の通り。

GK
川島永嗣スタンダール・リエージュ

DF
酒井宏樹ハノーファー
吉田麻也サウサンプトン
槙野智章浦和レッズ
長友佑都インテル

MF
長谷部誠(フランクフルト)
柴崎岳鹿島アントラーズ
本田圭佑ミラン
香川真司ドルトムント
宇佐美貴史ガンバ大阪

FW
岡崎慎司マインツ

 

中盤のインテンシティーにやや欠けるきらいがあるものの、現時点では無難なベストメンバーといえる。唯一の悩みどころだったと思われる左アウトサイドは、今日は宇佐美をチョイスしたようだ。

CBのコンビが吉田麻也槙野智章という組み合わせになったのは、コンディションをみて槙野が一番いいとハリルホジッチが判断したのだろう。

というわけで、今日はどんな試合を見せてくれるのか、キックオフ前から楽しみである。

 

いきなりの先制ゴールから始まった前半。

前半5分、柴崎がDFラインの裏に出したボールを本田が冷静に決めていきなり日本が先制する。

前半9分、宇佐美と香川のパス回しから得たCKを、槙野が合わせて日本2点目。槙野はなにか特別なパフォーマンスをするのかと思ったら何もしなかった。意外。

日本は攻守の切り替えが早く、イラクはそれについていけていない。

当然、時差の問題などもあるのだろうし、日本はコンディションをかなり上げているように見えるので、単純には比べられないが、今のところアジアカップベスト8の日本とベスト4のイラクという序列はまるで関係無いように見える。

前半15分、本田と岡崎で崩して岡崎がシュートするも、GKとクロスバーの好守にあい、ゴールならず。

前半31分、宇佐美が中央をドリブルで切り裂き、岡崎にお膳立てのパスを送る。これを冷静に岡崎が決めて日本3点目。

イラクは中盤のプレスが甘く、日本がボールを持った時に自由に裏を狙える状態になっている。ブロックを作ってカウンターを狙うつもりなのかもしれないが、逆に自殺行為なのではないか。

前半追加タイム。酒井宏樹がうまくボールを奪ったかに思えたが、ジャッジは酒井のファウル。そのFKを直接狙われるが、ボールは枠の外に飛んで行く。イラクはこれが初シュート? その直後、前半が終了した。

日本はいきなりの本田のゴールから、畳み掛けるように追加点を奪い、その後もイラクの出方を冷静に見ながら、常に裏を狙う意識を見せ続けた。それに押されてか、イラクはラインが全体的に下がり気味になり、日本の中盤に広大なスペースを与えることとなった。

後半は、おそらくメンバーも変わるだろう。宇佐美のゴールに期待したいが、早い段階で武藤との交代があるかも知れない。ハリルホジッチが後半どういう采配を見せるか見ものである。

 

やや落ち着いた入りの後半。

後半4分、イラクゴール前で得たFKを柴崎が直接狙うが、これはGKに読まれていた。

日本は後半もボールの取りどころと、セカンドボールの処理がよく、なかなかイラクがボールをキープできない。

後半11分、長谷部のボールカットから岡崎に渡った所でイラクがファウルを犯し、FKを得る。本田の入れたボールはイラクのGKとDFが交錯する形になるが、押しこむことは出来なかった。

後半12分、日本のDFラインの裏に出されたボールの処理を槙野がミス、GK川島も飛び出し交錯するが、最終的に川島がボールをキャッチし、事なきを得る。

後半15分、イラクが日本ゴール前に入れてきたボールを川島がキャッチミス。DFがクリアしてCKへ。その後もCKを連続で取られるなど、この時間帯はイラクがやや主導権を握る。

後半20分、右サイドから切り込んだ本田が、ミドルレンジから左足で強烈なシュートを放つが、これはポストを叩く。

後半19分、本田、香川、宇佐美に変わって、永井、原口、 武藤を投入する。

さらに後半27分には岡崎に代えて大迫をピッチに送り込む。

後半30分、中盤のいい位置でボールを奪うと、原口がロングレンジからシュート。これは枠を捉えることは出来ない。

後半31分、長谷部に変えて代表デビューの谷口彰悟を投入する。キャプテンマークは吉田麻也へ。

後半39分、柴崎が前に出したボールのこぼれ球を奪った原口が、ドリブルでボックス内に侵入してシュート。これがネットに突き刺さり、日本4点目。

後半40分。柴崎に代えて山口螢が入る。

流石にこの時間になると、ラインも間延びしてきてルーズボールを簡単には収められなくなる。だが、このままクリーンシートで終わらせたいところ。

後半44分。ベンチでハリルホジッチ監督が選手たちとハイタッチを交わし始める。

結局、そのまま追加タイム2分が経過し、日本が4−0で勝利した。

 

この試合をシンガポールが見たらどう思うのだろう。

正直いって、ここまでいい仕上がりの試合になるとは思っていなかった。

当然、イラクだってアジア予選を控えているわけだから、時差があったとはいえ、コンディションはそれなりに整えているはずだ。それなのに、4点も取られてしまってはイラクのショックも大きいだろう。

※6/12追記:イラクは予定されていたW杯予選の試合が延期になって、モチベーションが著しく低下していた模様。

とにかく、アジア2次予選のテストマッチとしては最高の試合を見せて貰った。この試合のVTRをシンガポールコーチングスタッフ、選手が見たらどう思うのだろうか。

本番は5日後の16日である。

今日以上の素晴らしい試合を期待したい。