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レトロゲーム回顧録その27 ツインビー

コナミの定番シューティングといえば、横スクロールシューティングゲーム(STG)のグラディウスシリーズだが、縦スクロールのシリーズもいくつか出している。その中でも、最も有名なのは、この「ツインビー」だろう。

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ツインビー

ツインビー

 

元々は1985年にアーケードでリリースされているのだが、自分は田舎住まいだったため、今に至るまでゲーセンで稼働している姿を見たことがない。

というか、このツインビーのアーケード版は、コナミのバブルシステムという基板を採用した第1弾なのだが、どのくらいの数が出回ったのだろうか。

グラディウスの1作目がゲーセンで動いているのを見たことがない事も含めて、バブルシステム自体が全国津々浦々には出まわらなかったのではないか?などと思ってしまうのだが、ちょっとその辺りはよくわからない。単に自分が田舎に住んでいたから、見たことがないだけなのかもしれない。

まあ、その辺の話はさておいて、とにかく自分の中でツインビーといえばファミコン(以下FC)版のツインビーなのである。

 

ツインビーは、普通の縦スクロールSTGと比べると随分と変わったルールのSTGだ。

攻撃方法は、この時期の縦スクロールSTGにありがちな、空中と地上を別々に攻撃できるショットなのだが、パワーアップ方法が変わっている。

空中ショットで雲を撃つと、黄色いベルが出てきて、そのベルを打ち続けると5発ごとに色が変わっていって、任意の色のついたベルを取ることにより、自機は様々なパワーアップをするのだ。

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パワーアップの内訳は…

青:スピードアップ

取る度に自機の移動スピードが上がる。

白:ツイン砲

自機のショットが横2発になり、攻撃判定が拡大する。

点滅:分身

自機の動きをトレースするが、グラディウスとは違って自機が動きをやめると分身も自機に収束する。バリアとの併用は出来ない。

赤:バリア

敵の弾を防いでくれるバリアを張ることが出来る。分身との併用は出来ない。

と、なっている。

その他にも、地上の敵を倒すと通常はフルーツになって、それを取ればスコアが入るのだが、たまにキャンディーに変わる時がある。そのキャンディーを取ると、三方向に玉を打つことが出来るようになるという要素がある。

ちなみに、黄色いベルは落とさずに撮り続けると500点からどんどんスコアが上がっていき、最終的には1万点になる。そのままずっと撮り続けることが出来れば、ずっと1万点のボーナスを獲得し続けることが出来る。スコアアタック的には熱い。

 

自機のダメージに関しても変わったシステムが取られていて、自機には両手があるのだが、そこに被弾すると片手ずつ失う。手を失うと地上弾が撃てなくなり不利になるのだが、一度だけ救急車が画面上部からやってきて、手を修理してくれるのだ。つまり、被弾のダメージに関しては、救済処置が用意されているのである。

 

このツインビー、ポップなビジュアルや可愛い敵キャラに騙されがちだが、かなり硬派なSTGである。難易度はわりと高い。おそらく、当たり判定の問題なのだろうが、結構あっさり死ぬことが多いのだ。

敵の動きもいやらしく、さらに地上からの攻撃もきっちり自機狙いで飛んでくるので、適当に動きまわっているとすぐゲームオーバーになってしまう。

更に、パワーアップの為のベル撃ちに気を取られてミスしやすい事が、難易度の上昇に拍車をかけているとも言えるだろう。

ツインビーは二人同時プレイが可能なのだが、正直二人でプレイすると、狙っている色のベルを取るのも一苦労で、シッチャカメッチャカになった挙句に二人共死んでいた…などということは日常茶飯事である。

そして、死ぬと全てのパワーアップを失うので、必然的に連鎖ミスをしやすくなる。なので、このゲームもグラディウス同様「一機ゲー」と言って差し支えないだろう。

 

とはいえ、当時のSTGといえば、宇宙からやってくるエイリアン的なものと戦うお決まりのパターンが多かった中で、こういった可愛らしいグラフィックスのSTGを出したというコナミの功績はとても大きい。

ツインビーの後、他のメーカーからも幾つかポップなグラフィックスのSTGがリリースされた。セガの「ファンタジーゾーン」なども、ツインビーがなければその時期にリリースされていたかどうか…というのは言いすぎだろうか。

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BGMも少ないながら耳に残る素晴らしい物が多く、特にゲームスタート時のイントロから静かなステージBGM→パワーアップ後のアップテンポなBGMの流れは、とても心地よい。まさに、「自分が強くなった気になれる」優れた演出だといえるだろう。

 

この後、ツインビーは主にFCを中心に続編が作られ、1991年の「出たな!!ツインビー」でアーケードに帰ってくるのだが、基本的な世界観やグラフィックスの方向性は、この1作目で既に完成していた。

だが、その90年代にはコナミも少しずつ変わりつつある頃であり、、ツインビーシリーズは単なるSTGの枠を超えて、ラジオドラマやCDなどのメディアミックスで、キャラクター人気を獲得しようとするコナミの戦略に翻弄されていくことになるのだが、それはまた別の話…

 

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