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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

日本vsシンガポール あっさりマッチレビュー ロシアW杯アジア2次予選。

いよいよ始まるW杯予選。

いよいよ、ハリルジャパンこと日本代表は、埼玉スタジアムシンガポールを迎えて、ロシアW杯に向けたアジア2次予選をスタートさせる。

前回のブラジルW杯のアジア予選は、日本は3次予選からの登場だった。だが、今回は2次予選から… 

ブラジルW杯で惨敗を喫し、日本が弱くなったから2次予選から出なかればならないのか…と、考えている人もいるかもしれないが、そんなことは全然なくて、このアジア2次予選は、2019年にUAEで開催されるアジアカップ2019の予選も兼ねているのだ。

つまり、この2次予選を突破したチームには、自動的にロシアW杯アジア最終予選と、アジアカップUAE大会への出場権が同時に付与されるのである。

なんでこんなややこしいレギュレーションになっているのかというと、確定的なことはわからないが、恐らくはインターナショナルマッチデーが減らされたことによる苦肉の策なのだろう。

というわけで、本来ならあまり対戦する機会のない、FIFAランキング100位台のチームが目白押しのグループで日本は戦うことになった。

日本のグループEに入っているチームは、シンガポール、シリア、アフガニスタンカンボジアである。シリア、アフガン、カンボジアと、ホームゲームが可能なのかと心配になるチームが多いのがこのグループの特徴といえるだろう。

敵はピッチ外にあると言えるかもしれない。

だからこそ、ホームでの初戦、シンガポール戦は是が非でもいい内容で勝って、他のチームに「日本強し」を印象づける必要がある。そういう意味で、今日の試合は結果だけでなく内容も求められる重要な試合なのだ。

というわけで、そんな試合に臨むにあたってハリルホジッチ監督が選んだスターティングメンバーは以下の通り。

 

GK
1 川島永嗣スタンダール・リエージュ/ベルギー

DF
3 太田宏介FC東京
20 槙野智章浦和レッズ
22 吉田麻也サウサンプトン/イングランド
19 酒井宏樹ハノーファー/ドイツ)

MF
17 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
10 香川真司ドルトムント/ドイツ)
7 柴崎岳鹿島アントラーズ

FW
9 岡崎慎司マインツ/ドイツ)
4 本田圭佑ミラン/イタリア)
11 宇佐美貴史ガンバ大阪

長友ではなく太田がスタメンではないかとの情報は、事前に随分メディアで伝えられていたので、そこまで驚きではない。知りたいのは、長友の状態がどうなのかということだが、試合前に伝えられた情報によれば、臀部に違和感を感じたということで、大事を取っての太田の出場ということらしい。

とにかく、この試合は「勝てるかどうか」ではなく、「いかに勝つか」がテーマの試合だ。そういう意味でも、どういう試合を見せてくれるかが楽しみである。

 

前半、W杯予選らしいカタい入りをしたシンガポール

試合前はあっさり点が取れるのではないかと思われた日本だが、シンガポールがかなり訓練された守備を見せたおかげで、日本も思い通りにはパスを繋げない。

キックオフ直後こそ、開始10秒でシュートまで持っていったものの、その後は日本が最後の所で繋がらなかったり、シュートを打てずに終わる場面が続く。逆に言えば、それはシンガポールがよく守っていたということだ。

前半17分、長谷部の突進からボックス付近で本田にパスが出る。受けた本田はニアサイドの岡崎に低いボールを送るが、シュートは枠の外。 

前半23分、オーバーラップした酒井宏樹のクロスを香川がシュートするも、枠をそれる。今日の香川は積極的にゴールを狙っているように見える。あまりあせらないで欲しいのだが。

前半24分、中盤でシンガポールがボールを持った時に、DFラインの裏にパスを通される。そのボールを戻してシンガポールの選手がシュートを打つが、大きく枠をそれる。それでも、こういう展開でゴール前まで持って行かれたのはよろしくない。

前半26分、柴崎からラインの裏に抜け出た宇佐美に絶妙のパスが通り、シュートまでつなげるが、これは惜しくもオフサイド

シンガポールは完全にブロックを作ってカウンターを狙う構え。もうDFラインは5バックになっているし、チェイシングもボールがハーフウェイラインを超えない限りはしてこない。

前半30分、長谷部から本田に入ったボールを、宇佐美、岡崎と繋いでシュートを放つが、シンガポールのGKがグッドセーブを見せてゴールを割らせない。

前半38分には、宇佐美のシュートからCKを獲得。太田圭祐がけったボールに吉田麻也が飛び込むが、惜しくも枠には飛ばなかった。

CKを連続して獲得した日本だが、ゴールを割ることは出来ず、逆にシンガポールのカウンターを食らう。だが、太田宏介が戻っていてボールをタッチに蹴りだし、事なきを得た。

宇佐美がボックス付近で二回くらい転んでいるのだが、水の巻きすぎだろうか?それともスパイクがあっていないのか。

ゴール前で立て続けにチャンスを作る日本。試合も支配し、ボールも圧倒的に保持している。シンガポールは、ゴール前に人の壁を築き、前半45分間日本にゴールをゆるさらなかった。まさに、力に差のあるチームが取る唯一の作戦だ。

だが、日本はホームで6万人の大観衆の声援を受けて戦っているのである。こんなナーバスな試合を見せている場合ではない。

後半はさらにアグレッシブに、しかし、冷静にゴールを陥れる展開が見たい。それがしたたかさと言うものだ。

 

もどかしい時間が続く後半。

後半2分、岡崎と香川が上手くゴール前で入れ替わり、ゴールを脅かすが、得点を奪うことは出来ない。その後の宇佐美のシュートも枠の外。

後半6分、カウンターから宇佐美が岡崎へパス、その落としを更に宇佐美がシュートするが、ボールは遥か枠の上。

後半8分、ショートコーナーのボールをかっさらわれてカウンターになりかけるが、長谷部が上手くカットした。

後半10分、本田から太田にボールが出て素晴らしいクロスを上げ、岡崎がヘッド。GKがライン上ギリギリでクリアしてゴールならず。

完全に「駄目な時の日本」のパターンに陥っている。ハリルホジッチは早く動いたほうがいい。

後半15分、香川に変えて大迫を投入。岡崎との2トップか。

後半16分、シンガポールが日本の左サイドの裏をつくが、クロスが大きくゴールラインを割って特になにも起こらず。

後半17分には、宇佐美が入れた鋭いボールをGKが弾く。本田が詰めていたが、GKがリカバーしてゴールは割れない。

後半22分、太田の蹴ったCKは本田がドンピシャで合わせるが、シンガポールGKが正面で素晴らしいセービングを見せ、ゴールならず。

後半25分、右サイドで酒井から本田にボールが出て、ファーサイドの槙野へ。だが、これはゴールポストに阻まれる。

後半25分、柴崎に代えて原口を投入する。

後半27分、本田のFKはクロスバー直撃。その跳ね返りはGK正面。

後半30分、酒井宏樹から本田にボールが出て、そのまま本田はシュートを放つが、枠には飛ばない。

後半33分、宇佐美に代えて武藤を入れる。

後半35分、中盤でボールをカットされた日本はシンガポールのカウンターを受けるが、ここはDFとGKが連携してうまく難を逃れた。

シンガポールの選手は、試合が止まる度に倒れて時間を稼ぎ始める。良くない流れ。運にも見放されている状態で、1点をもぎ取れるか。

結局、後半終了間際はパワープレーの様相を見せ、放り込む日本と跳ね返すシンガポールといった試合展開。だが、最後の所で噛み合わずに、そのままシンガポールが守り切った形になった。

 

埼玉スタジアムに響くブーイング。

試合終了後、埼玉スタジアムにはブーイングが響き渡った。

当然である。

相手を舐めるとか、W杯予選の初戦であるとか、そういう要素を全てひっくるめたとしても、今日の試合は勝たねばならない試合だったのだ。

今回引き分けたことにより、シンガポールは随分と自信をつけただろう。アウェーで戦うときのために、本当はここでシンガポールをしっかり叩いて置かなければならなかったのだ。

確かに試合は支配した。

チャンスも何度も作った。

運にも見放された。

それでも、やはり勝たなければならない相手だったし、勝つべき試合だった。

だから、試合後のブーイングは正しい。

今日の試合の内容では言い訳は許されない。

それにしても、今日のシンガポールの守備には驚かされた。運にも助けられたとはいえ、あれだけの攻撃を90分間防ぎきるとは思っていなかった。

大したものだと思う。

明日はセルジオが張り切るんだろうな〜 まあ、仕方ないけど。