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自分用備忘録的な何か。

ウイニングイレブンからFIFAシリーズに乗りかえて、はや7年が経ちました。

ウイニングイレブン一強時代

まだ世の中がPlayStation2(以下PS2)全盛だった時代、主に自分が遊んでいたサッカーゲームは、コナミの「ウイニングイレブン(以下ウイイレ)」シリーズだった。あの頃は他に対抗馬がなく、アクションタイプのサッカーゲームをやりたかったらウイイレ、という時代だったのだ。

だが、ウイイレ9あたりから、ウイイレは進化の袋小路に入りつつあった。

ワールドサッカーウイニングイレブン9

ワールドサッカーウイニングイレブン9

 

 

México Vs Argentina - Winning Eleven 9 - YouTube

選手のトラップは大きくなり、シュートは枠を外れやすくなり、審判はちょっとした接触でもファウルを取るようになった。

それもそのはず、ウイイレ9は、開発者自らが「ユーザーにストレスを感じてもらう仕様にした」などと意味不明な供述をしており、遊んでいてまったく爽快感のないゲームだった。

当時、「ウイイレはもはやサッカーシミュレーターで、よりリアルに近づいたのだ」という意見もあったが、現実の疑似体験のためのツールであるゲームにおいて、そのゲーム性を犠牲にするような要素を無理やり詰め込むと、こうなってしまうという例でもあったと言える。

だが、あの頃は事実上ウイイレ以外の選択肢はなかったに等しいので、その後もウイイレを買い続けた。

 

ウイレレとの決別。

PS3が発売されてしばらくした後、自分もPS3を買った。ウイイレ2008が発売されるのに合わせて本体を購入したのだ。

ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008

ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008

 

 

Winning Eleven 2008 - Promotion Video - YouTube

基本的に「マスターリーグモード」しかプレイしない自分にとっては、2008の下記の売り文句の一つに心を踊らせた。

●よりドラマチックになったマスターリーグ
シリーズ定番の「マスターリーグ」にも新たな要素として、チーム全体と
選手個人にそれぞれ人気度がつくようになった。人気度のに応じて移籍交渉
などのチーム運営が大きく影響されたり、ドラマチックな演出が随所に
盛り込まれる!

ところが、である。この「ドラマチックな演出」とやらは、ゲーム中に時々表示される静止画と「◯◯選手、インタビューで豊富を語る」などの一行(詳細なし)で説明されるだけの、どうでもいい演出だった。正直言ってとてもがっかりしたのを覚えている。

そしてその次の年、意を決して買ったのが「FIFA09ワールドクラスサッカー」だった。

FIFA 09 ワールドクラスサッカー

FIFA 09 ワールドクラスサッカー

 

FIFA 09 Match Manchester United vs Chelsea - YouTube

実は、ウイイレ2008に満足できないと悟った時に、前作である「FIFA08」の体験版をダウンロードしてみたのだが、どうも動きがもっさりしているような感じに慣れなくて、購入までは至っていなかった。

だが、そのなめらかな選手のモーションと、ウイイレと比べて明らかに優秀なAIには可能性を感じていた。そして、FIFA09の体験版で操作性も何とかなりそうとの感触を得たので、この年は購入に踏み切ったのだ。

 

FIFAシリーズとは?

「FIFAシリーズ(以下FIFA)」は、国際サッカー連盟公認ライセンスの元、世界中のかなりのリーグとチームが実名で登場する、欧米では凄まじい人気を誇るサッカーゲームだ。

特にイングランドのリーグは恐ろしく優遇されていて、なんと4部リーグまで実名で登場する。

そして、例えばプレミアリーグを「キャリアモード(当時はマネージャーモード)」でプレイすれば、リーグ戦、リーグカップ、FAカップ、欧州カップ戦を実際のレギュレーションで遊ぶことが出来るうえ、ご丁寧なことに、FAカップの再試合(FAカップはドローの場合、1試合目は延長戦ではなく再試合になる)まで再現されている。

確かに、膨大な数のリーグとチーム、そして選手を収録しているだけあって、きめ細やかな仕上がりにはなっていないが、その圧倒的なボリュームに驚き、そして自分の好きなチームであるアーセナルが実名で、なおかつスタジアムまでちゃんと収録されていることに感激したものだった。

しかも、アーセナルでやっていると元々強いので、すぐチャンピオンズリーグ的な大会に優勝してしまったりしてやることがなくなってしまうが、このゲームには下部リーグが収録されているので、次に好きなリーズ・ユナイテッドを欧州最強のチームに仕立て上げるなどという楽しみ方も出来る。

 

ウイイレとFIFAについた差。

ウイイレは、PS3世代になっても古いゲームエンジンを改良して使っていた。そのため、どうしてもモーションに硬さがあり、ボタンのレスポンスは良かったのだが、グラフィックスのリアルさにモーションのリアルさがついていっていなかった。ウイイレ2014でようやく次世代エンジンであるFOXエンジンに切り替えたが、その間にFIFAは07、12、14と、三回もエンジンの刷新を行っているのだ。

これは、コナミとEAという企業のスケールメリットの差でもあるだろうし、元々はウイイレの方が成功していたという事で、大胆な変更をしづらかった弊害もあったのだろう。その間に、EAはウイイレに追いつき追い越せとばかりに研究し、改良を続けてきた

今にしてみれば考えられないかもしれないが、コナミは、まだゲーム機がネットワークによるパッチ配信に対応していなかった時代には、年に2〜3本のウイイレを出していたのだ。ほんの少しデータを変更しただけのウイイレを。

それはウイイレがサッカーゲームの王者だから出来たガリバー商法だったと言ってもいいだろう。

 

逆転した立場。ウイイレはFIFAを脅かせるのか。

日本ではいまでもウイイレの方が人気があるが、ワールドワイドでは完全にFIFAがウイイレを引き離し、王者として君臨している。

FIFAはPS4世代に合わせてゲームエンジンを新しいものに変更したり、プレミアリーグとの独占契約を結び、画面をTV放送と同様のものにしてみたりと、新要素を毎年追加し続けてはいるが、やはりワールドワイドで圧倒的にウイイレと差がついてしまったせいか、その進化のスピードはやや停滞してきているように思える。

今年のFIFAはなんと女子チームが追加されたが、残念ながらなでしこジャパンは権利の関係上、収録されていないようだ。

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その間にウイイレもFOXエンジンを導入したり、F2P(基本無料ゲーム)のウイイレをリリースしてみたりと、意欲的な施策を打ち出してはいるが、もはや売上の面でFIFAの牙城を崩すのは難しい状況になってきている。

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だが、FIFAがサッカーゲームの絶対王者として君臨してしまうのは、やはり良くないと思う。コナミには頑張ってもらって、FIFAを脅かしてもらわないと、かつてウイイレが陥った袋小路に迷い込んでしまうのは間違いない。ただでさえ、FIFAは現時点でサッカーゲーム界のガリバーになりつつあるのだから。

最近のコナミの動きを見ていると、正直コンソール市場でやっていく気があるのかどうか心配になってしまうのだが、是非「今年はウイイレを買ってみようかな」と思わせるような作品をリリースしてくれることを期待したい。

続き

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