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自分用備忘録的な何か。

海外旅行の思い出 in ロンドン。生まれて初めてのプレミアリーグ!

今週のお題「海外旅行」

10年に1度の旅行。

東日本大震災が起きた2011年、自分は今の会社に入社して10年目を迎え、会社の規定にある「リフレッシュ休暇」というものを取ることが出来た。リフレッシュ休暇とは、会社を1週間まるまる休みに出来る制度のことだ。

震災が起きて、日本全土が色々自粛ムードの中、ウキウキ気分でどこかに行くというのもなかなか気がひけるのだが、それでも10年に一度貰えるリフレッシュ休暇である。どうせならいつもは行けない様な所に行こうということになり、夫婦でどこに行こうか話し合った。

そして決まったのがロンドンである。

なんでロンドンにしたのかというと…

  • 新婚旅行でフランスのパリに行った時にも候補に上がっていた。
  • 自分がチーズとトマトを食べられないので、食べずに住む国。
  • 大英博物館が見たい。
  • 9月なのでプレミアリーグもやっている!

てな感じの理由で、旅行先はイギリスのロンドンに決めた。

海外旅行は2回めである。最初のフランスもパリに滞在して、ほぼツアー無しの自由旅行だったのだが、今回のロンドンも似たような形にすることに決めた。

自分はプレミアリーグのアーセナルの大ファンなので、どうせ見るならエミレーツスタジアムでアーセナルの試合を見たかった。なので、試合のチケットはHISに手配してもらって、あとは自分たちで自由にプランを立てることにした。

そんなこんなで、生まれて初めてサッカー専用スタジアムで観戦する試合が、贅沢にもプレミアリーグのアーセナルの試合になったのだ。

 

本場のスタジアムの素晴らしさ。

試合当日の午前中、やはりロンドンに行ったのならここもに行かねばなるまいと、別のスタジアムに向かうことになった。

そこは、聖地ウェンブリー・スタジアム。

一度建て替えがあったので、あのいろいろな歴史を見続けてきたツインタワーは無くなってしまったが、近代的に生まれ変わったウェンブリーにも興味はあったのだ。

ロンドンの地下鉄に乗って現地に向かおうとするが、なにやらホームに人が少なく、柱には張り紙が貼ってあった。どうやらスト?か何かがあって、電車が来ないらしい。

仕方なく、別の電車を使ってウェンブリーに向かう。だが、少し時間が遅くなってしまった。実はスタジアムツアーを申し込んであったのだが、間に合うだろうか。 

電車がウェンブリーパークに近づくと、窓の外に美しいアーチ型の構造物「ティアラ」を湛えた巨大なスタジアムが見えた。駅に着いて出口に向かうと、そこにはスタジアムへ一直線に向かう道があった。

歩いてスタジアムに向かう。スタジアムが近づくに連れ、自分が思っているよりもずっと大きな建造物であることがわかってくる。この大きさでサッカー専用なのか…と、感心していると、スタジアムの目の前についていた。

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スタジアムのツアーは基本的に毎日受付けている。

だが、やはり到着が遅れてしまったからか、既にツアーは始まっていた。だが、英会話教室に通っていた事のあるウチの奥さんが、窓口の人と交渉してみると、「まだ始まったばかりだから、今からならまだ間に合う」といわれ、ツアーに途中から参加できた。

フランスに行った時にも思ったが、海外で英語が話せると本当に便利だ。まあ、交渉したのは奥さんですけどね!

そんなこんなでツアーに混じってみると、本当にいろいろな国から観光客が来ているなぁと感心するし、いつでも1時間おきにツアーをやっているウェンブリーも凄いなぁと思う。

スタジアムも、芝は常に管理されていて美しいし、観戦する椅子なんて革張りだ。

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このピッチの近さで9万人もの人が入るなんて驚きだし、さすがサッカーの母国なだけのことはあるなぁと、関心しきりだった。

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一通りのツアーが終わり、スタジアムの売店でお土産を物色して、いざ本番のエミレーツスタジアムへ向かうべく、再び地下鉄へ向かう。

いよいよ、夢にまで見たプレミアリーグの試合を観るのだ。

 

素晴らしかったエミレーツスタジアム。

地下鉄でエミレーツスタジアムのあるアーセナル駅が近づくにつれ、いかにも試合に向かうという人が目に見えて増えてきた。

ある者はチームカラーのタオルマフラーを巻き、ある者はお気に入りの選手のユニフォームを着込み、ある者は電車内にもかかわらずチャントを歌っていた。

アーセナル駅に到着し、一歩外にでると、そこはもうお祭りの広場のようだった。

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スタジアムまでは一本道。普段は普通の住宅街なのかもしれないが、そこかしこに売店が出ていて、色々なグッズを売っている。

そうこうしているうちに、右手に巨大なオフィシャルグッズショップが見えてきた。ここで今日観戦するためのグッズを買おう。

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スタジアムの隣に位置するこのオフィシャルショップは、おそらくアーセナルのグッズショップでは最大のものだろう。広い店内だが、ところ狭しとグッズが陳列されている。

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そういえば、このシーズンは宮市がトップチームに登録されていたので、このショップでも宮市のユニフォームを売っていた。日本人が多数訪れるのか、一部売り切れているグッズもあった。

とりあえずユニフォームとタオルマフラーを買って、スタジアムへと向かう。

初めて見たエミレーツスタジアムは素晴らしかった。これがあのエミレーツスタジアムか…!

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スタジアムの警備は騎馬警官が担当していた。カッコイイ!

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試合前、時間があったので、スタジアム隣のミュージアムへ。アーセナルの今までの歴史が全て詰まったミュージアムは、チケットについていたオマケで、タダで見ることが出来た。

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時間も押し迫ってきて、いざスタジアムへ。

ゲートを潜り、中に入ると驚きの空間が広がっていた。

今回は、「クラブレベル」という、少しグレードの高い席をHISがおさえたのだが、ガラス張りのスタジアムの内側は、赤い絨毯の敷かれたラグジュアリー空間だった(写真を撮り忘れたのは痛恨の極み)。

そして、マッチデープログラムも、「雑誌か!」と突っ込みたくなるほど立派な製本がされていて、Jリーグなどでよく見るペラっとした新聞タイプのものとは天と地ほどの差があった。

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ちなみに、自分が見に行った試合は、あのマンチェスター・ユナイテッドに8-2で敗戦を喫した後の試合であり、緊急補強でアンドレ・サントス、ペア・メルテザッカー、ミケル・アルテタを獲得した後の最初の試合だ。セスク・ファブレガスを失ったアーセナルが最も期待を寄せていたであろう、アルテタがマッチデープログラムの表紙だった。

 

「知らないチーム」だったスウォンジー。

その日の対戦相手は、そのシーズンに昇格してきたばかりのスウォンジーだった。

正直、当時はこのウェールズのクラブがプレミアの常連になり、後に欧州カップ戦に出場するまでになるなんて夢にも思っていなかった。昇格チームだから楽に勝てるだろうとか思っていたのだ。

試合開始時間が近づき、自分の席に向かう。場所はややコーナー付近で完璧ではなかったが、2階席だというのにこのピッチの近さ。さすがイングランド!

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試合は、事前の予想通りに「攻めるアーセナルと守るスウォンジー」という構図になったが、作り出したチャンスをなかなか決めきれず、刻々と時間が過ぎていく。正直諦めかけたその時、相手DFとGKの連携のミスを突いて、アンドレイ・アルシャビンがゴールを決め、何とかアーセナルが勝利した。

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※決勝点を決めたアルシャビン。今はもうアーセナルにはいない…

 

試合後、ゾロゾロとスタジアムを出て、人波に巻き込まれつつ駅へと向かう。

アーセナルのファンは、何とか勝利したということで、スッキリはしないが安心していた。これをキッカケに、最悪の状態から脱してくれるかもしれないという一筋の光明が見えた試合だった。なんといっても、シーズン初勝利だったのだから。

一方、敗れたスウォンジーのファンは、負けたにも関わらず満足そうだった。あのアーセナルをギリギリまで追い詰めた、我らがチームを誇りに思っていたのだろう。地下鉄に向かう通路でスウォンジーのファンの一団と遭遇したが、誇らしげにチャントを歌っていた。

地下鉄に乗ってもチャントは続き、ついにはそこかしこを叩き始め、ドアの上の非常口の表示などを剥ぎとってしまっていた。本場のファンは激しい…

 

もう一度行きたいエミレーツスタジアム。

あれからもう4年の月日が流れた。

今は子供が小さいから、とても海外に行くというわけには行かないが、もしお金と時間があったらもう一度行きたい。そう思わせるだけの魅力が、あのエミレーツスタジアムにはあった。

日本の多くのスタジアムは、駅からかなり遠い所に建っている事が多い。しかも、その周りに商業施設はまずない。だが、エミレーツスタジアムは駅から徒歩で十数分の距離にあり、しかも立地は住宅街のど真ん中である。

陸上トラックなどは当然無く、ピッチと席の距離がかなり近い。そして、席はやはり革張りだ。

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クラブレベルだからということもあったのかもしれないが、とにかくすべてが快適で、素晴らしい観戦体験だった。

それまでもJリーグや日本代表の試合を何度も見に行った経験があるが、そのどれよりも素晴らしかった。さすが、シーズンチケットが4年待ちになっているだけのことはあるな、と思わざるをえない。

日本にも、いつの日かこういう素晴らしい体験をもたらしてくれるスタジアムが出来るだろうか。そこまでサッカー文化が醸成されるのはいつの事になるだろうか。

このエントリを書いていて、最後にそんな事に思いを馳せてしまった…