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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

お小遣いアプリとかでダウンロード数を水増しするスマホゲームは、この先生きのこる事が出来るのか論。

iPhone アプリ 先生きのこる論

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初めて知った「お小遣いアプリ」の存在。

最近、ウチの妻が「iPhoneの電池がもたない」と嘆いている。

妻が使っているのはiPhone5sなので、まあ買ってから随分経つし仕方ないんじゃないかな…と思っていたのだが、よくよく話を聞いていみると事情が違うようだ。最近、妻は「お小遣いアプリ」をやっていたのである。

正直いって、自分はお小遣いアプリというものを今回初めて知った。

妻がやっているお小遣いアプリは、簡単に言うと「ダウンロード水増しアプリ」だ。アプリ内に登録されたゲームなどのアプリを、App Storeでダウンロードすることでポイントが貰える。それが一定数に達すると、Amazonギフト券などに交換することが出来るのだ。

どうせそんなアプリに登録しているのなんて、大したことない零細ゲームなんだろうとか思ったら、どうやらそうではないらしく、セガやバンダイナムコゲームスやスクウェア・エニックス等の大御所メーカーのゲームがバンバン登録されているらしい。

テレビや雑誌、それにWeb広告などでもよく見かける宣伝文句に「全世界何百万ダウンロード達成!」とかいうものがあるが、そういうゲームもこういうお小遣いアプリでバンバンダウンロード数を水増ししていたかと思うと、スマホゲーム界の人気の指針ってなんなんだろうと思ってしまう。

 

お小遣いアプリは不正なランキング操作。

この仕組みの何が問題かって、明らかにダウンロード数の水増しが目的であり、さらにはApp Storeで禁じられているランキングの不正操作に当たる可能性がかなり高いことだ。

ウチの妻も、ポイント目当てにアプリのダウンロードしてはそれを削除して、またアプリをダウンロード…という、いわばダウンロードマラソンを繰り返していたようで、先日ソフトバンクからパケット使用量の警告メールが届いたらしい。

なんでWi-Fi下にいる時にやらないのかと不思議に思ったら、なんでも、昼間の方がポイント的に割のいいアプリが揃っているので、会社の昼休みとかにダウンロードしまくっていたらしい。家に帰る時間になると、たいしてポイントが貰えないとか、会員登録までしないとポイントが貰えないアプリなどしか残っていないのだそうだ。

アップル側もこういうアプリの存在と問題は認識しているようで、先日お小遣いアプリの大量削除があった。ウチの妻が使っていたアプリも削除されたようで、「もうやめようかな…」と言っていた。

前々から、なんでこんなつまらなそうなアプリやゲームがランキングの上位に来ているのかな〜と不思議には思っていたが、今回の一件でその謎が解けた気がする。

 

ランキングのためなら何をやってもいいのか?

ランキングというものは、古今東西、なにかしらの不正操作の対象になるのは、今までの歴史が証明している。

例えば、ウチの近くの電気屋さんのゲームコーナーでは、明らかに「人気ランキング」ではなくて、「電気屋が在庫を捌きたいゲームランキング」になっているし、日本で一番有名なオリコンも、ついこないだまで「ミュージックカード問題」に悩まされていて、今年の4月に集計からミュージックカードを削除した。

www.itmedia.co.jp

スマホアプリを開発している会社にしてみれば、例えば株主なんかに自社の将来の成長の可能性を説明するときに、数百万ダウンロード実績のあるアプリなんかがあれば、それを根拠にするだろう。

だが、それが不正な水増しで得られたダウンロード数なのであれば、なんの根拠にもならないのは自明の理である。

いや、もっと言ってしまえば、これはダウンロード数をカネで買う行為だ。

普通に考えてみて、お小遣いアプリで稼いだポイントがAmazonギフト券などに交換できるということは、その原資があるはずである。それを出すのはどこかといえば、当然ダウンロードしてもらう側の会社だろう。つまり、セガやバンダイナムコゲームスやスクウェア・エニックスといったゲームメーカーを始めとするアプリ開発会社が、お小遣いアプリに対してお金を払っていなければ、このシステムは成り立たないはずなのだ。

実際、大きな会社のアプリは獲得できるポイントも高い。それだけ、多くのお金を使っているということだろう。

本来、ランキングというものは、自分が何かを買ったり、アプリで言えば「今こんなアプリが人気」と判断するための材料でなければならないはずだ。だが、それがこんな状態になっているようでは、App Storeのランキングも信用出来ないし、企業が発する数百万ダウンロード達成!などという宣伝文句も信用出来ない。

それよりなにより、日本に冠たる大ゲームメーカー達が、こんなセコい手でダウンロード数を水増ししていたということが、なんとも情けない。

これからはコンソールではなくモバイルが主戦場になると言われているゲーム業界だが、こんな未来なら来てほしくないと心から思う。