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自分用備忘録的な何か。

ファッション感覚でタトゥー入れるとか、社会的にリスク高すぎるって。マジで。

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驚きのタトゥーママ。

先日、保育園に娘を迎えに行った時、自分の直前にお迎えに来ていたどこかの母親が、腕にガッツリタトゥーを入れているのを見て驚いた。自分の住んでいるような田舎で、しかもこんな身近なところでタトゥーを入れていて、なおかつバッチリ見せている人がいるとは思わなかったからだ。

最近、若い人たちの間でタトゥーがファッション化しているという話もよく聞くが、こと日本においては、タトゥーを入れるのは結構なリスクがあると思う。社会的な制約が多いからだ。

 

タトゥーによる社会的制約とは。

Wikipediaによると、数々の制約が課せられる。

まずは、各種施設への入場制限。

入れ墨を入れた者は、暴力団構成員と認識され、公衆浴場(温泉、大浴場、サウナ、銭湯、スーパー銭湯、健康ランドなど)や遊園地、プール、海水浴場、ジム、ゴルフ場などへの入場を断られることがある。

これは日本では暴力団員が入れ墨を威勢を示す手段として用いてきたことによる。

施設管理者に逆らった場合は建造物侵入罪(刑法130条前段)の構成要件に該当し、入れ墨をした者が退場を求められても従わなかった場合は不退去罪(刑法130条後段)の構成要件に該当する。

ということで、万が一退去を断った場合、刑罰に処せられる事もあるようだ。

 

次に、雇用に関するリスク。

入れ墨をしていれば就職採用に当たり身体検査のある大企業への就職や、客室乗務員、公務員への就任は困難であり、自衛官等は身体上の不具合として採用されない(募集要項に明記)

ということで、タトゥーをしていることで就職に不利に働いたり、既に働いていてもタトゥーをしていることが判明すると、それを理由に懲戒の対象になったり、異動を命じられたりすることもあるらしい。

記憶に新しいところだと、大阪市でタトゥーをしているのかどうかを調査し、それを拒否したことで配置転換された事例があった。後に裁判沙汰に発展し、大阪地裁では市側が敗訴している。

ちなみに、この訴えた看護師さんはタトゥーはしていなかったらしい。あくまで、プライバシーの侵害と戦ったわけだ。

www.asahi.com

 

生命保険に入れない場合もあるらしい。

Wikipediaには

生命保険会社は暴力団関係者の加入を断っているが、それは申込者に和彫りの入れ墨があり暴力団関係者である事が明白な場合である。そういった場合には生命保険への加入を断られる事がある。

と、あくまで暴力団関係者である場合のみ断られると書かれているが、疾病リスクが高いからタトゥーがあるだけで加入を断っている保険会社もあるとの事。

www.ambitious4u.com

 

タトゥーをする事で、MRIなどの検査を受けられない事もある。

98w.biz

上記のサイトによると…

刺青の顔料には、金属が含まれているため、刺青をしている人がMRI検査を受けると、やけどをしてしまう恐れがあるため、検査が出来ないようになっています。

検査をする部位に刺青がなければ問題はないのですが、広範囲にわたって刺青をしている場合は、MRI検査を受けられない可能性が高いです。

というわけで、タトゥーを入れているばっかりに、こういった高等医療を受けられない事態に陥る事もあるのだ。

 

なぜ日本でタトゥーは嫌われるのか。

日本において、タトゥーがここまで避けられるのには、まず暴力団の存在があげられるだろう。

どのくらいの比率で暴力団関係者がタトゥー=刺青をしているのかは知らないが、彼らのイメージがあまりにも強いので、どうしても「刺青は反社会的なものの象徴」という関連付けになる。

そもそも、刺青はかつて刑罰の一種として使用されていた。またWikipediaからの引用になるが…

江戸時代には左腕の上腕部を一周する1本ないし2本の線(単色)の入れ墨を施す刑罰が科せられた。施される入れ墨の模様は地域によって異なり、額に入れ墨をして、段階的に「一」「ナ」「大」「犬」という字を入れ、五度目は死罪になるという地方もあった。

ということも行われていたらしい。

その後、明治時代になると刑罰として刺青を入れるのは廃止されたが、刺青自体が非合法とされ、それは1948年まで続くことになる。

※下記サイト参照。

allabout.co.jp

とまあ、こんな歴史があるために、どうしても日本ではタトゥー=刺青=反社会的というイメージが有り、公共の施設等もそういう反社会的な人たちとの関わりを持つのを嫌っているため、タトゥーをしているだけで色々と制限している。

 

タトゥーを入れるリスクをよく考えた方がいい。

では何故、そんなリスクがあるにもかかわらず、タトゥーを入れるのか。

海外では、タトゥーはファッションの一部として一般化している感がある。特に、ハリウッドセレブや、有名スポーツ選手がタトゥーを入れていることも影響し、それに触発されているという面もあるのだろう。

そういう文化が日本にも影響を及ぼして、ファッションとしてタトゥーを入れる、あるいは、自分が持つ何らかの信念を刻むためにタトゥーを入れるという人がいるのかもしれない。こればっかりは、入れた本人に聞かないとわからない事だが。

自分は、そういう物をカッコイイと考えるよりも、やはり出来ない事が多く出てくるリスクの方が大きいと考える人間なので、とてもタトゥーを入れようとは思わない。だいたい痛いし。

タトゥーは、一度入れてしまうと除去するのが大変である。レーザーで除去出来ればいいのだが、もしそれが駄目だった場合は皮膚を切除したり移植したりして消去するしかなく、その施術料金もかなり高額だと聞く。

一時の勢いでタトゥーを入れる前に、その後に待っているリスクをよく考えてから、それでも入れる価値があると胸を張って言える時だけ入れるべきだろう。

などと、保育園の帰り道に考えてしまったパパであった。