読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

レトロゲーム回顧録その34 ボンバーキング

謎の丸超シリーズ。

ファミコン時代、最強のサードパーティとして名を馳せた、今は亡きハドソンが1987年に発売した、「丸超シリーズ」の第1弾ソフトが、「ボンバーキング」である。

※ちなみに、第2弾は「ファザナドゥ」第3弾は「桃太郎伝説」である。共通項が不明。

ボンバーキング

ボンバーキング

 

ボンバーキングCM - YouTube

※上記CM動画の後半で言及されている「ボンブ」に吹かざるをえない。

ハドソンでボンバーとくれば、真っ先に誰もが思い浮かべるのは「ボンバーマン」だが、このゲームは一応その続編という事になっている。

だが、ボンバーキングはボンバーマンとは似ているようでだいぶ違うゲームになっている。一部のゲームシステムが似ているだけで、ストーリー的にはまるで関係ないゲームなので、このゲームは「ボンバーマンシリーズ」からは切り離された存在になっている。

このボンバーキングは、自分では買っていない。さすがに子供の頃に何本もゲームを買ってもらうことは出来なかったので、これは友達から貸してもらった。

ちょっとコミカルな要素のあったボンバーマンとは違って、ボンバーキングはSF要素のある何か大人な感じのゲームに見えた。

だが、結果から言えば自分はボンバーキングをクリアするまでやり込むことは出来なかった。あまりにも難しすぎたからだ。

 

己に克て。

このゲームの最大の敵は、恐らく自分だ。

ボンバーキングのゲームシステムは、大雑把に言うとボンバーマンというよりむしろドルアーガの塔のような感じで、障害物を爆弾で破壊しながら道中で鍵を見つけ、それを取ることにより現れる出口に到達することでステージをクリアしていく。

ボンバーマンとの大きな違いは、自機であるナイトが弾を発射出来る点だ。だが、その弾には射程距離があり、3マスか4マスくらい飛ぶと消える。

更にお馴染みの爆弾も、ボンバーマンでは十字方向に爆風が拡がるのに対して、ボンバーキングでは3×3マスの正方形に爆風が拡がるようになっている。だが、その爆風にも癖があり、爆風の斜め部分は威力が弱まる仕様になっていて、障害物も半壊しただけで残るようになっている。

そして、最大の問題点が爆弾設置時の自機のノックバックだ。つまり、爆弾を置くと1マス押し戻されるのだ。

なんでこういう仕様にしたのかは不明だが、このせいで入り組んだ地形で爆弾を設置すると後ろに押されて敵にぶつかったり、設置から爆発まで1秒くらいしか無いせいで、爆風に巻き込まれて自爆するという事故が多発する。

実はボンバーキングはボンバーマンと違って、ライフ制なので敵に一発当たったくらいでは死なないのだが、爆風には耐えられない。スコアが経験値となっていて、レベルを上げれば耐えられるようになっているらしいのだが、説明書にも何も記載されていないので、そんなこと後に攻略動画を見るまで知らなかった。

さらに、これまたどういうわけかこのライフが時間経過とともに減っていくのだ。つまり、実質的に時間制限があるため、のんびりやっていると衰弱死するという恐ろしい仕様になっている。回復アイテムで随時ライフを回復させていけば大丈夫なのだが、正直焦る。

あと、爆弾が無いと先に進めないゲームデザインなのに、この爆弾はアイテムを取得することでストックが増える消費アイテムなのだ。なので、無駄遣いしていると足りなくなってしまい、事実上の「詰み」を迎えることになる。

ただ、爆弾は雑魚敵を倒すと簡単に手に入る。そのために自機が弾を発射できるようになっているのだろうが、のんびり雑魚敵を倒して爆弾集めをしていると今度はライフが減っていくという別の危機を迎えることになる。

はっきりいって小学生時代の自分には、あまりにも厳しすぎる難易度だった。

 

キーワードは、「わかるかこんなもん」

前述した通り、このゲームは鍵をとって出口に向かうゲームなのだが、実は所々にトラップが仕掛けてある。それが「秘宝」と呼ばれるアイテム周りの仕様だ。

実は、この「秘宝」というアイテムを取らないとステージが無限ループしてしまいクリアできないのだ。しかも、それがいきなり1面からねじ込まれているのである。

そして、その「秘宝」の隠されている場所に関しては完全にノーヒント。当然爆弾で障害物を破壊しなければ「秘宝」を入手することは出来ないので、あらかじめ場所を知らなければ手当たり次第にブロックを破壊し続けるしか無い。爆弾が有限なのに。

時々行く手が完全に壁に塞がれているように見えるところがあるが、実はその壁の中に一つだけ破壊可能なブロックがある。これをマジックブロックというのだが、これを破壊するためには2〜7発の爆弾が必要なので、知らないとまたここで爆弾を使いまくって、手持ちの資産が無くなって衰弱死という、現代の闇のようなものを味わうことが出来る。恐ろしい。

ひとことで言うと、「わかるかこんなもん!!」である。

地上だけでなく、地下ステージもあるのだが、ここは基本まっくらやみだ!なので、アイテムのキャンドルを持っていないと先に進むだけで大変である。

雑魚敵もボンバーマンのように動き回っているだけではなく、自機に突進してきたり、弾を撃って攻撃を仕掛けてきたりする。

なかでも強力なのがタンクという敵で、こいつが放つミサイルがやたらでかいダメージを受ける。2発食らったくらいで死ぬのだ。しかもこいつやたら固い。爆弾で倒せば一撃なのだが、正直相手をせずに立ち去るのが一番いい。でも、ミサイルが本当にいやらしいので、こいつに殺される機会はかなり多い。

こうやって、あらためて振り返ると、なんだかまるでいいところがないゲームのように思えるが、子供の頃はそれでも頑張って何回もプレイした。

ハドソンという1流のメーカーが作ったゲームであり、当時コロコロコミックやファミ通なんかで大々的に取り上げられていたので、今で言うAAAタイトル扱いだったのだ。このゲームを楽しめないのは、自分が下手だからと勝手に思い込み、なんとか先に進もうと毎日この理不尽なゲームデザインと戦い続けた。

メーカーが初っ端から「死ね」と言っていた時代の、血を吐きながら続ける悲しいマラソン、それが自分の中でのボンバーキングの思い出だ。

そんなボンバーキングだが、実は一番の良い思い出は滅茶苦茶かっこいいBGMである。

CMにも使われているメインテーマは本当にかっこよく、実は説明書に歌詞も付いていた。なんかカラオケコンテストみたいな募集もやっていた。

どのくらいかっこいいかは、下記の動画を参照されたし。マジかっこいいぞ。


ボンバーキングのテーマ 歌詞付き ファミコン音源 高音質 - YouTube

 

実は高橋名人も歌っている。


ボンバーキング ボンバーキングのテーマ 歌:高橋名人 - YouTube

高橋名人、歌上手ですね〜