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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

レトロゲーム回顧録その35 スターウォーズ

遠い昔、遥か彼方の銀河系で…

現在、映画「スターウォーズ」の最新作、「フォースの覚醒」が絶賛公開中だ。だが、残念ながら会津若松には映画館がなくなってしまったのと、その他諸々の事情ですぐには見に行くことは出来ない。

スターウォーズは本当に大好きで、テレビで放送された奴を録画して何回も見た。冗談抜きで100回以上見ている。ビデオもDVDボックスもブルーレイボックスも買った。アート・オブ・スターウォーズ展が地元で開催された時は勿論見に行った。

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※2004年。アート・オブ・スターウォーズ展にて。

 

そんな自分であるが、ゲームも大好きなので、スターウォーズのゲームが出ると聞いた時には、絶対に欲しいと思っていた。ゲームに全く理解のない母を説き伏せて、ようやく買ってもらったのが、1987年にナムコから発売されたファミコンソフト「スターウォーズ」だ。

スターウォーズ

スターウォーズ

 

青く輝くカセットをファミコンに挿し、電源を入れる。20世紀FOXのパクリ的な画面が現れた次の瞬間、画面にはあの文章が…

A LONG TIME AGO, IN A GALAXY FAR, FAR, AWAY....

その後、あの音楽ともに画面にバーンと現れる「STAR WARS」の文字。

これだ、欲しかったのはまさにこんなゲームだ! さすがナムコ! 

自分はそのオープニングのカッコよさにシビレた。これからルーク・スカイウォーカーになって、あのスターウォーズの世界で銀河帝国と戦うんだ。

そう思っていた。

 

オレサマ ハ サソリベイダー ダ

ゲームを開始すると、横スクロールのアクションゲームが始まる。主人公は勿論ルーク・スカイウォーカーだ。手にはジェダイの象徴であるライトセーバーを持っている。

迫り来る敵をライトセーバーでなぎ倒し進んでいく。敵を倒すとなんかひし形の宝石みたいなのが出てきた。説明書によればこれがフォースらしい。マジか、敵がフォース持っているのか。

最初のうちは敵はこっちに進んでくるだけで攻撃もしてこないので、バンバン倒しながら進んでいく。オッシャ、これがジェダイの騎士の力だぜ思い知れワハハとか調子に乗っていたら、敵にぶつかって死んだ。おう、このゲームは一撃死か…

ステージが進み、ストームトルーパーなんかも出てきてそれっぽい雰囲気になってくる。そして、いかにもボスの部屋っぽいところにたどり着くと、そこにはダースベイダーが!

わお、いきなりタトゥイーン(この頃の訳ではタトゥーイン)でベイダーが出てくるのかと驚いていると、ベイダーのセリフが入った。

オレサマ ハ サソリベイダー ダ

サ、サソリ…?

こいつが何を言っているかわからないが、とにかくボス戦なので戦ってみる。攻撃を加えると、ダースベイダーは一瞬にしてサソリの形をしたおかしな怪獣へと変身した。

おう、誰だお前は。こんな奴見たこと無いぞ。

とりあえず倒してみると、先へ進む道が開け、捕まっていたR2-D2達を助けることに成功。

次はランドスピーダーで突っ走るだけのステージ。敵もランドスピーダーの体当たりで楽々倒せる。そのまま疾走してクリアすると、いきなりミレニアム・ファルコン号に乗っていた。そして、通信が入る。相手はオビ=ワン・ケノービだ。

ルーク ヨ ワタシハ オビワン ダ ケッセルニ ツカマッテイル タスケテクレ

オビ=ワン捕まったんかーい!

しかも、その場所は会話に出てくるだけで映画には登場しない「ケッセル」である。C-3POが強制労働がどうのこうのと言ってたり、ハン・ソロが宇宙の果てと言っていたあのスパイス鉱山のケッセル。当然オリジナルステージだ。ゲームのボリュームを出すためとはいえ、わざわざケッセルを出してまでオビ=ワンを捕まったことにする必要はあったんだろうか。

その後に始まる宇宙での戦闘シーン。これはどう見てもスターラスターじゃないか。まあ同じナムコだし、元々スターラスターがどう見てもスターウォーズの影響を受けたゲームだから仕方ないかと思いつつ、ケッセルへと向かう。そのケッセルのステージで最後に待ち受けていたのは、またしてもベイダーだった。

オレサマ ハ ギャオスベイダー ダ

誰!?

ギャオスってあのギャオス!? いいのその名前使ってw

サソリの時と同じように、攻撃を加えるとベイダーは翼竜みたいな奴に変身して空を舞い始めた。どう見てもギャオスです。本当にありがとうございました。

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見るのではない、感じるのだ…

そんな感じで、子供心に「あんなに楽しみにしていたのに、スターウォーズじゃない何かじゃないかこれ…」と、かなりショックを受けたゲームである。

二重にショックだったのがその難易度だ。

前述のとおり、敵に当たれば一撃死という部分に加えて、ライトセーバーはリーチが短い。ジャンプした先に敵がいる。動く足場が狭い。水の惑星(これもオリジナル)では、動きに慣性がつく上に、放っておくと体が浮いていくので、操作が恐ろしく難しい…

正直に言うと、小学生時代の自分にはこの辺が限界だった。難しいという理由もあるが、今で言えば「原作無視・設定無視」が連発されるので、先を見たいという意欲が湧いてこなかったのだ。

確かに、ゲームとして盛り上げるためにはステージの最後に待ち受けている「ボス」が必要なのはわかるし、エピソード4のストーリーをファミコンに落としこむのが難しかったのもわかる。

それでも、サソリはないだろう、サソリは。

なまじ、オープニングのデモやBGMなんかが良く出来ているだけに、そのワクワク感が吹き飛ばされた時のショックたるや…である。

第1作の「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」公開から今年で38年。今ではゲームのテクノロジーも飛躍的に進化し、まるで実写と見紛うばかりのクオリティで遊べる時代になった。

www.youtube.com

悪夢のサソリベイダーから28年。ようやく人類は本当のスターウォーズワールドで遊べるようになったのだ。

そう、遠い昔、遥か彼方の銀河系で。