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【ゲームレビュー】朧村正(Wii版・Vita版対応)刮目せよ! 平成の豪華絢爛絵巻!

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衝動買いしちゃいました。

2009年4月にWiiでマーベラスがパブリッシャーとなって発売され、2013年にPSVitaに移植された「朧村正」だが、最近になってPSストアで半額キャンペーンをやっていたのでDLCごと買った。

朧村正+元禄怪奇譚 DLC 全四篇プロダクトコード入りパッケージ

朧村正+元禄怪奇譚 DLC 全四篇プロダクトコード入りパッケージ

 

実のところ、Wii版も買ってクリア済みなのだが、「オーディンスフィア レイヴスラシル」をプレイしたことでヴァニラウェアのゲームをやりたい熱が高まって、そこに丁度半額セールがやって来たので衝動買いした格好だ。全部で2500円と、かなりお得な値段で買うことが出来た。

DLCについては別のエントリでレビューするとして、今回はWii版とVita版の朧村正のレビューをしてみようと思う。

ちなみに、オーディンスフィア レイヴスラシルのレビューはこちら。

potatostudio.hatenablog.com

 

  

絢爛絵巻和風アクションRPG

朧村正は、オーディンスフィアのヴァニラウェアが制作したアクションRPGで、基本的な部分はオーディンスフィアのシステムの多くを引き継いでいる。それをよりカジュアルにした印象だ。

Wiiでプレイした時は、リモコン+ヌンチャクという組み合わせを選んだ。楽な体勢でプレイできるからだ。Wiiのゲームだがモーションコントロールには対応していない。古き良きアクションゲームだ。RPG要素はあるものの、アクション8割、RPG2割といったところ。

Vita版ではデフォルトから一部の操作(緊急回避)を変えただけでプレイした。特に問題はないが、Vitaのスティックだと空中の三段攻撃がなかなか入りにくい印象を受けた。自分が下手なだけなのだが。

シナリオは男性の鬼助、女性の百姫の2人の主人公からなるシナリオが2つ用意されている。鬼助、百姫のどちらで始めてもいいし、途中で別のシナリオを始めてしまっても良い。順番は完全に自由だ。

ゲームモードは、初心者向けで、自動でガード等をしてくれる「無双」と、上級者向けで、ガードがマニュアルな「修羅」、そしてクリア後に出てくる一発死モード「死狂」の3つがある。中級者向けが無いのはどういったわけなのかわからないが、とにかく手軽に楽しみたいなら無双、自分で防御なりなんなりをしっかりやる手応えを感じたいなら修羅を選ぶといいだろう。死狂いは選ばれしものだけが遊べるモードである。

「絢爛絵巻」の名を冠するだけあって、グラフィックスはいま見ても非常に美しい。WiiはSDグラフィックスだが、Vita版は高解像度化されていて、2013年に出たゲームにもかかわらず、2016年の新作ですと言われても全然違和感がない。さすがにヴァニラウェアは素晴らしい仕事をする。

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※一時が万事この調子のグラフィックス。これが動くのだ。

ゲームのプレイ感覚は、とにかく爽快の一言に尽きる。

美しい2Dグラフィックスで描かれたキャラクターたちが、縦横無尽に飛び回り、簡単操作でザクザク切り倒していくのは本当に気持ちいい。時々相手の防御を崩さなければならない場面があったりするが、基本的には無双モードであればゴリゴリ進めるだけでどんどん敵を倒していける。

一点、ボス戦は巨大な多関節キャラが襲いかかってきて、それなりのパターンを掴んで攻略していく必要がある。序盤は何も考えずに斬りかかっているだけでもいいが、終盤になると結構苦労するボスが出てくる。だが、そういう時は少し戻ってレベルを2つくらいあげると楽に勝てるようになっている。バランスはかなり考えられている。

このゲームの素晴らしい点はまだある。それはこの豪華絢爛な世界を彩る音楽だ。

ヴァニラウェアではすっかりお馴染みの、崎元仁氏率いるベイシスケイプが綺羅びやかな音楽でこの世界に生命を吹き込んでくれている。自分が気に入っているのは下記の音楽だ。

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とにかく和風とロックを組み合わせたような小気味いい音楽が素晴らしい。しかも、フィールドのBGMは同じモチーフのもので、静かなものと激しい物が2種類用意されており、先頭に入ると激しい方にシームレスに切り替わるようになっている。これらの演出も本当に素晴らしい。

美しいグラフィックスとBGM、簡単操作、爽快アクションと、良ゲーの要素を備えた本作は、まさに名作である。だが、どんな作品にも弱点はある。このゲームにも、本作特有というより、ヴァニラウェアのゲームお馴染みの問題点がいくつかある。

 

難点は…

まず、寄り道をしないでサーッとやってしまうと15時間程度で終わってしまう。途中、封印された祠があって、そこでたくさんの敵と戦うとアイテムなどを得ることが出来るが、やらなくてもクリアは出来る。

メインの武器である刀は、太刀と大太刀に分かれているが、大太刀は慣れが必要だが、よくわからないでやっているとすぐ刀の霊力が突きて折れてしまう。刀は鞘に一定時間納めていれば回復するのだが、全部折れてしまうと逃げまわるしか無い。アイテムを使用すれば回復できるが、わたわたしているとなかなか冷静にアイテムを選択できない。

ヴァニラウェアお馴染みの、似たようなマップを行き来するゲームシステムなだけに、それを単調と感じる人もいるだろう。旅をしている気分になれればいいのだが、そうは感じない人もいる。ファストトラベル的な事が出来るアイテムもあるが、Wii版では行き先が最後にセーブしたポイントだった。Vita版ではこれが改善され(というより、海外版準拠となった)、ワープ先を選べるようになった。

シナリオも本格時代劇口調なので、ある程度の知識がないと理解が難しいかもしれない。漢字にふりがながふっていないので、「あ、この漢字そう読むのか」などと驚くシーンも数多くあった。つまり、日常的な会話で使われる台詞回しではない場面が非常に多い。ここが好きになれるかどうかは、本作の重要な要素だろう。

 

とはいえ、これらの難点は正直言うと重箱の隅をつつくようなものだ。ゲームの完成度は非常に高く、目立ったバグもない。

前述のとおりグラフィックス・BGMともに高品質で、とくにヴァニラウェアお得意の料理のグラフィックスは本当に美味しそうなので、出来れば満腹時にプレイすることをオススメする。

vine.co

朧村正 元禄怪奇譚のレビューに続く…

potatostudio.hatenablog.com