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Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

君は、孫の手が実は仙女のまこちゃんの手だって知ってたか。

雑記

子供の頃、よく祖父母の背中を掻いていた。まさに孫の手である。

勿論、実物の「孫の手」もうちにはあった。だが、どういうわけか孫の手で掻くより孫に掻いてもらったほうが気持ちいいのか、よく「背中を掻いてくれ」と頼まれたものだ。

日本語では「孫の手」と表記され、まさに孫の手のような小さい手の形になっている孫の手だが、実は「孫の手」はお孫さんの手のことを言っているわけではないのだという。

そもそも、孫の手がいつから使われているか、実のところわかっていない。たとえば、原人が棒を使ってかゆいところを掻いたりしていた可能性もあるので、それが孫の手の起源ということも出来るかもしれないが、証拠がないのと、証明不可能だと思われるので、この説は無しにしよう。

古代中国に「神仙伝」という書がある。西晋・東晋時代の道教研究家・葛洪の著書である。その中に、「麻姑(まこ)」という名前の仙女が記されており、これが実は孫の手の語源になったのだという。

Wikipediaから該当部分を抜粋すると…

麻姑は爪を長く伸ばしており、あるとき後漢の蔡経が、その長い爪で自分のかゆいところを掻いてもらうと気持ちがいいだろうと言い、叱責されたことに因む。

のちに「麻姑の手」が訛って「孫の手」と言われるようになった。 

ということで、本来孫の手とは麻姑ちゃんの手の爪が長くて、それで掻いてもらうと気持ちいいというお話だったようだ。麻姑ちゃんの手の爪はまさにかゆいところに手が届くというわけだ。

開発当初の麻姑の手は、現在のまさにお孫さんの手のような形ではなく、伝説の麻姑の手のように爪が長く伸びた形状のもので、16世紀付近に日本に伝わった時もこの形だったと言われている。それが、どんどん小さくなり、まさに孫の手を連想されるような形なり、「麻姑」から「孫」へと名前も変化したようだ。

いかにも東洋の道具と思える孫の手だが、実のところ欧州でも使われていたらしい。いまでも、欧州製の孫の手が普通にネットで売られている。たとえば、下記のサイトはデンマーク製の孫の手を売っている。

www.lusc.jp

お値段なんと8000円! 牛の角を使って作られたというこの孫の手は高級品の部類に入るだろう。なんだか見た目だけなら靴べらのように見えなくもない。

中世の欧州では、婦人たちがドレスを頻繁に脱いだりしなかったので、シラミがついたりして体が痒くなっていたという。それを解消するために使われたのが孫の手だ。貴金属で彩られた綺羅びやかな孫の手を腰から下げて、アクセサリー代わりにもしていたという。

子供の頃、うちにおいてあった孫の手は、手の反対側に肩たたきが付いていた。正直、孫の手なんてそんなに進化の余地のない完成されたものだと思っていたのだが、今回ちょっと調べてみると、現在でも孫の手の進化は止まっていない事がよくわかった。

例えば、下記の孫の手は伸縮するタイプの孫の手(熊の手)だ。

伸縮することで使い勝手が良くなるのかどうかは不明だが、とにかく痒いところに手が届くというデザインコンセプトなんだろう。多分。

 

下記の孫の手は竹製で、柄の部分にしなりがあり強く掻くことが出来るようだ。とはいえ、あんまり掻きすぎると血が出てしまうような気もしないでもないが、このタイプの孫の手はやたら多い。

竹製「強力・孫の手」推奨品

竹製「強力・孫の手」推奨品

 

 

このかく恋棒は、ヘッド部分がステンレス製のダブル突起になっている。しかも、折りたたむことでトングのような形になり、布等を挟んで背中を拭くことすら出来る。拭くことを想定している孫の手はなかなか無いだろう。

かく恋棒

かく恋棒

 

 

と、ここまで色々書いてきたが、とにかく孫の手はお孫さんの手ではなく、仙女の麻姑ちゃんの手だったんだZE☆というお話でした。

仙女のまこちゃん…

アニメ化出来そう…