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浅野拓磨アーセナル移籍決定! ひとりのアーセナルファンが活躍の可能性を考える(願望)

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現在、サンフレッチェ広島に所属し、昨日リオデジャネイロ五輪代表にも選ばれた浅野拓磨であるが、イングランド・プレミアリーグのアーセナル移籍が決定した。

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イングランドにおいて、EU域外の選手が活躍するのにはかなり高いハードルがある。それは、イングランドのワークパーミット(労働許可証)の存在だ。その概要は以下の様なものになる。

  1. 当該選手の国のFIFAランキングが50位以内であること。
  2. 過去3年間のA代表での出場率が30%〜75%であること(FIFAランク10位以内なら30%…等)
  3. 21歳以下の選手であれば、過去1年間の出場率に準ずる。

というわけで、浅野の場合1つも満たしていないため、特別条項による特例をFAに認めさせる必要がある。以前に宮市亮がアーセナルに移籍した時は、アーセン・ヴェンゲル監督が熱心に推薦したことで認めてもらったが、それでも半年はフェイエノールトでプレーする事になった。

浅野はすでに21歳であるため、ホームグロウン枠にも入れない。なので、個人的にはアーセナルに移籍することがあってもどこかへレンタル移籍するものと思っていた。だが、あくまで「デイリー・メール」が言っていることではあるが、ヴェンゲル監督は浅野を即戦力と考えているという。

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現在、アーセナルにはCFの枠としてフランス代表のオリビエ・ジルー、イングランド代表のセオ・ウォルコットがいる。だが、ウォルコットは純粋なCFとはいえず、ジルーはとんでもないゴールを決めたりする反面、簡単なシュートを外したりして、チームの大エースとして考えるのは難しい。他にもCFが出来る選手は何人かいるが、本職のCFと考えるとジルーしかいないのが現状だ。つまり、CFの補強は今シーズンの至上命題なのである。

当初はレスター・シティのジェイミー・ヴァーディーの獲得を目指していて、実際にかなりのところ(クラブ間合意)までは進んでいたのだが、本人が残留を希望したためにお流れになった。

他にも、アルバロ・モラタも狙っていたのだが、どうやら保有元のレアル・マドリーはアーセナルではなくチェルシーに売るつもりらしい(アザールとの差額トレードを狙っているとか)ので、こちらも可能性は低くなった。

ドルトムントのピエール・エメリク・オーバメヤンを狙っていた時期もあったが、オーバメヤンはスペインでのプレーを希望していると言われており、アトレチコ・マドリードへの移籍が噂されている。

ここまで見てみると、ヴェンゲル監督がいま欲しがっている選手がどういうタイプかがよく分かる。決定力はもちろん、スピードのある選手を求めているのだ。

元々、ヴェンゲル監督はスピードのある選手が好きな監督である。過去にいた宮市もそうだが、ウォルコットもアレックス・オックスレイド=チェンバレンもエクトル・ベジェリンもスピードスターだ。

そういう意味では、50メートル5秒台の浅野は魅力的に写るだろう。決定力はまだ心もとないが、テクニックはそこそこあるので、メンタルを鍛えれば化ける可能性がある。なにより、浅野はスタメンで出ても途中出場で出ても結果を出せるタイプの選手なのだ。

ただ、プレミアリーグの屈強なDF陣に対して互角に戦えるのかと言われると、流石に不安要素のほうが大きい。これまでプレミアリーグでストライカーが成功した試しは無いのだ。岡崎慎司が成功したのは、ヴァーディーという相棒がいて、岡崎が汗かき役に徹したからであって、レスターが岡崎を活かそうとしたというわけではないのだ。

正直言って、ひとりのアーセナルファンとして、いまの浅野がすぐトップチームで通用するかというと、そう簡単な話ではないと思う。と言っても、ウォルコットが怪我が多い事、ウォルコットやチェンバレンなど何人かの選手が移籍する可能性があることなどを考えると、ベンチ入りしてたまに出場する程度であれば可能なのではないかと思える。

もちろん条件はある。たとえば、ジルーに変わる大エースになりえるCFを獲得するようなことがあった場合、ベンチメンバーからも外れる可能性がある。ウォルコットもチェンバレンも移籍しなかった場合、似たようなタイプの浅野は序列が自動的に下がる可能性が高い。なにより、ワークパーミットが下りなかった場合、プレミアリーグでプレーすることは出来ない。

そう考えると、浅野がアーセナルに行ったとしても、そう簡単に出られるわけではないことがわかるだろう。

それでも、浅野はアーセナルに行くべきだと思う。レンタル移籍で他のチームに貸し出されたとしても、浅野のようなタイプの選手は一刻も早く海外に行ったほうが大きく成長できる可能性が高いからだ。アーセナルという肩書があるだけで、レンタルでも移籍できるチームの格は上がってくる。逆に、ワークパーミットが取れてチャンピオンシップに貸し出されると成長が遅れる可能性もあるのだが…

とにかく、ひとりのアーセナルのファンとして言わせてもらうと、浅野は条件が合えば活躍する可能性は大いにあるが、狭き門であることは確かだ。だが、選手としての成長を考えるのであれば、アーセナルへの移籍は大いにアリだと思っている。

なんだかんだで、自分の好きなチームに日本人が行って欲しいという贔屓も入ってるんだけどね。