読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Yukibou's Hideout on Hatena

自分用備忘録的な何か。

レトロゲーム回顧録その53 頭脳戦艦ガル

クソゲー。

つまらない、やってられない、そもそもなぜ作ったというようなゲームに対して使われる言葉である。

クソゲーという言葉を作ったのはみうらじゅんだと言われているし、彼自身も自分が命名者であると言っている。そんなみうらじゅんが最もクソだと思ったゲームとして挙げたことで有名なゲームが「頭脳戦艦ガル」である。

f:id:potatostudio:20160723074755j:plain

クソゲーと言ってもいろいろ種類があるものだが、このゲームに関して言えば

「単調」「のわりに難しい」「おまけにBGMが不協和音で不快」といったところだろうか。

頭脳戦艦ガルは、自機であるジスタス-21を操って敵を倒し、その撃墜数によって得られるパワーアップで自機を強化し、各エリアに散らばった「パーツ」を100個(!)集めて遭遇することが出来るラスボスを倒すゲームだ。

まず、このパーツを100個というのが辛い。パーツは、1つのエリアに1個しかなく、しかもこのゲームは全30面構成なのだ。つまり、最低でも3周とちょっとプレイしないとパーツを100個集めることが出来ない。

セーブ機能もパスワードもなかった時代に100面クリアするだけでもつらいのに、このゲームにはコンティニューも搭載されていない。説明書にも書いてあるが…

パーツを100個集めるのは、とても難しい・・・ということで、当然、プレイヤーに有利な隠れキャラクターがたくさんあります。
①プレイヤー機が増える。②パーツが増える。などさまざまですが、中には点数とひきかえにパーツを全てなくしてしまうものもあります。

げーむのせつめいしょ」より引用。

この、「点数とひきかえにパーツを全て無くしてしまうもの」がなかなか曲者で、この蝶のような隠れキャラは、ショットを撃ちこむと大量得点が得られるのだ。なので、やったぜと思って撃ちまくっているといつのまにかパーツを全て失っているという恐ろしい事態に陥る事になる。まあ、説明書をよく読めということなんだろうけど…

ゲームを開始すると「地底ステージ」が始まる。そして、「コアステージ」「宇宙ステージ」と進んでいくのだが、はっきり言うと最初の地底ステージが一番難しい。なぜ背景接触のない宇宙ステージを最初にしなかったのか理解に苦しむ所だが、ゲームを進めていくと難易度は3ステージとも大差なくなっていくので、どうでもいい部分ではある。

ちなみに、前述した通りこのゲームの道中はBGMが20秒ループの短いものが延々と繰り返される。タイトル画面の曲はそんなに悪くはないのだが、この道中BGMを聞いているとなんだか洗脳された気分になってくる。

www.youtube.com

あまりに単調なので、ドラゴンクエストのすぎやまこういちが「このゲームにはBGMは無いほうが良かった」と語ったという逸話があるが、都市伝説レベルの話なので真偽の程は定かではない。

ちなみに、このゲームの最大の問題点としてよくあげられるのが、ジャンル名が「スクロールロールプレイングゲーム」となっている点だ。

どこからどう見ても縦スクロールシューティングゲームなのだが、何故か発売元のデービーソフトはこのゲームをRPGと自称した。ドラクエ発売後ならまだしも、このゲームは初代ドラクエより半年ほど早く発売されている。元々PCメーカーだったデービーソフトが、この時点でRPGというものがどういうものか知らなかったとはあまり思えないのだが、とにかくなぜこのゲームをRPGと称したのかは永遠の謎である。

謎といえばもう一つ、タイトルの「頭脳戦艦ガル」であるが、パッと聞いた限りだといかにも自機の名前かラスボスの名前かと思ってしまうのだが、自機は前述のとおり「ジスタス-21」であり、ラスボスは説明書にも書いてある通り「ドラッグ」である。じゃあ、「ガル」はなに?と思った人も多いだろう。

正解は、説明書のストーリーの項目にちょこっとだけ書いてあった。

銀河系Aダクトでは、ジスタス惑星とガーネットスター&ギガラスの双子惑星が反目しあっていた。緊張感高まる中、ガーネットスターが宇宙空間制御装置「ドラッグ」を開発。このままではシズタス惑星は破滅だ!「頭脳戦艦ガル」は「ドラッグ」を破壊するために、戦闘機を乗せ、戦いに出た-----。

おわかりいただけただろうか。

そう、「頭脳戦艦ガル」とは、自機を搭載した戦艦の名前だったのだ。勿論ゲーム中には一切出てこない。

デービーソフト…

どうしてこのタイトルにしたし…